先日ここで買ったと紹介した伊坂幸太郎のモダンタイムス。
結局、「呼吸」を買わずに、これをこのお正月の間に読んでしまいました。
うん、相変わらずの安定感。
今回は長さはあるけど、読みやすいからあまり気にならない。
昔、ニーチェの「道徳の系譜」を読んだときは、こんなに薄いのに何でこんなに進まないんだろうっと思いましたが。。
それでも何とか読破しましたが、「ツァラストゥストラ」に関しては完全に、睡眠導入剤になってしまい、未だに読破できず。(笑)
おっと、話がずれました。
内容を詳しく書くつもりはないんだけど、ちょっとネタばれ的な内容を含みますから、、、
もし、
まだ読んでなくて、これから読もうと思った人、
読もうと思ってないけど、もしかしたら読むかもしれない人、
読む気はないけど、読む可能性があった時の事を考えると見たくないなって人、
昔、自分がその週発売のジャンプを読む前に、すでに読んだ友達との会話がすっげー嫌だったって人は、
さらさらっとスクロールして2枚目の写真のところから読み始めてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この小説の中で出てきた台詞の中で、うんうん、そうだよな~って思った箇所がいくつかありました。
文中に出てくる会話や表現の中で、最近友達と会話していた内容や前から僕が考えていた部分が、そのまんま文章になったかのような場所がありましたので、
例として一つあげると、
「小説を映画化すると、基本的にはその小説の大事な部分は抜け落ち、個性が消える」
というもの。
何故、僕が映画よりも、小説を好むかといえば、この言葉にすべて表現されているように思います。
昔小説を読んだ後に見た同タイトルの映画ほどつまらなかったものはないな~っと思ったから。
別に、全部の映画が小説から来ているわけではないし、理由はそれだけではないんだけどさ。。。
でも、大切な一部分です。
だから昨年末の同窓会の時のもっともホットな話題は、(笑)
村上春樹の「ノルウェイの森」が映画化されるという事。
果たしてあの世界をどう映画で表現するのか、できるのか、それとも、しちゃうのかっと謎は多いですが、
友達は見に行くと言ってました。
僕はどうだろう??
「人生においても、その人の一生を要約すれば、日々の取るに足らない出来事の積み重ねは省かれる。地味でくだらないからだ。結婚や離婚、出産、転勤などのトピックだけが残され、それが”その人の人生でした”っと要約されたものとなる。」
「つまり、突き詰めると、人生は要約できない。」
そうなんです。
だから、去年毎日手帳をつけていたからこそ、
日々の取るに足らない出来事を書き留めていたからこそ、
つまり本来であれば要約されかねないことを書き留めていたからこそ、、
自分の人生を「要約せず」振り返ることができるのだなっと思いましたよ。
今年も頑張って毎日手帳をつけたいと思います!(笑)
え?!〆がそこ??っと思ったあなた。
軽くスルーしてください。(笑) ブログなのにこの文章量はどうなんだろうっと思って、強引にまとめに入りました。
そうそう、ブログって難しいのが、
簡単すぎてもなんだか物足りないんじゃないかっと思うし、
長いと、素で「長い!」って言われるし、
難しい。。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、上からワープしてきたあなた。
ヨーロッパで一人暮らしをしていると、
日本語が恋しくなるから、本をいっぱい買ってもってくのですが、
この大きく写ってる、世界史と日本史の本は前々からそれぞれの教科書を持ってこうって
思ってたので、それの代わりに買ってみました。
やっぱり、ヨーロッパに住んでると、
世界史で昔勉強したことに、直に触れる経験が多いので、かなり参考になります。
忘れてる事も多いと思うので、改めてこれで、日本と世界の歴史を学びたいと思います。
他には、チェーホフの小説と世界金融危機について書かれた本と、あとは写ってないけど、詩を読んでみようと思い、リルケの詩集も買いました!中原中也も読んでみたいです。
きっとヨーロッパに旅立つ前にまた色んな本を買うとは思うんですけどね。
さて、お正月もそろそろ終わりです。
ゆっくり過ごせましたか?
僕はかなり久しぶりに実家でゆっくりしたので、そろそろ活動的になっていこうかなって感じです。
なんか、もっと「モダンタイムス」について書きたいことあったんだけどな~~。
ま、次回気が向いた時にでもゆっくり書きます。