二期会《リゴレット》公演、全日程が終演しました。

 6月に五島記念文化財団の在外研修をスタートさせて以来この作品を研修の中核に据えて取り組んできましたので、今はとても長い戦いが終わったような心持ちです。

 課題は山積で反省は尽きませんが、最終公演には今出来ること全てをぶつけられたように思います。このカンパニーでリゴレットを歌わせていただけて幸せでした。

 若き才能の塊・マエストロ・バッティストーニを初め、東フィルさん(第九、ジルベスター、ニューイヤー、リゴレットとお世話になりました)、二期会合唱と助演のみなさん、二期会スタッフ、パルマ王立歌劇場のスタッフ、舞台、衣装、ヘアメイク...それぞれの道のプロフェッショナルの仕事ぶりに触れるにつけ、僕もプロの歌手として最大のパフォーマンスでもって応えたいと切実に思いました。

 3月からイタリア研修を再開します。与えられたこの幸運な勉強機会に、また新たな気持ちで臨みたいと思います。

 和気あいあいとしたカンパニーの中で、折々あたたかい励ましとアドバイスをいただきながら過ごしました。たくさんの方に助けていただきました。みなさまに成長でもって恩返しがしたいです。

リゴレットを終えて、実家にて。
耕平