1月7日は、稲スポーツセンターを守る会が主催する説明会に参加しました。
内容は、9月に稲スポーツセンターの廃止条例案が府議会に提出されてからこれまでの間の運動の経緯と府が出している代替案の問題点、今後の運動についてでした。
これまで世論を動かしてきた運動を支えてこられた守る会の皆さんの活動は本当にすばらしいと思います。
また府の代替案にしても、これまで稲スポーツセンターにおいて月に一度お昼にやっていた講座を早朝や夜にしかも数を合わせるために続けて行ったり、全然行われていない時期に行うなど障がい者が利用しやすいかどうかということは全く考えていません。
この問題では、豊中選出の府会議員の方も共産党、自民党、公明党、民主党の議員の方も結束して条例廃止のためにがんばっているということでした。

今後の計画として、大阪府の維新の会の議員に対しても直接声を伝えて、廃止条例案の撤回を求めていくという事が言われていました。
私は、豊中市議会の中で決算委員会と一般質問の2度に渡ってこのことを取り上げてきましたが、大阪府が稲スポーツセンターをなくす論拠はもう崩れていると思います。
まず、一つ目に府と市の役割分担のためといいますが、現状は市においても十分な障がい者の社会参加の場を確保するということができていないため、大阪府の施設である稲スポーツセンターに18000人もの障がい者が集まっているという事実があります。また、一般質問で豊中市に府と市の役割分担についてどう考えているかと聞いても、豊中市からは大阪府から明確な説明を受けていないと答弁が出ており、大阪府はこのことについて関係市町村にすら、府と市の役割分担について説明もしていないことが明らかとなっています。
また2つめに、稲スポーツセンターの今後の利用方法を橋下市長(前大阪府知事)が虐待を受けた児童の一時保護施設だということをテレビで言ってしまったことです。通常、公にすることが出来ない施設の内容をテレビを通じて言ってしまえば、今後、一時保護施設として利用していくことは困難です。そうであれば計画を見直して然るべきではないでしょうか。

私は、これからも守る会の運動を応援していきたいと思います。ブログをお読みの皆さんも是非、応援していただければと思います。