二天一流は、太刀数はそれほど多くありません。

 

一般に言われているように、二刀流も伝わっていますが、一刀の技がメインです。

 

基本的には、軽くて薄い木刀を使います。

恐らく、剣術流派で最も薄い木刀だと思います。

 

私は、松井文庫版というのを使っています。

これは、八代の松井家に伝わる武蔵の木刀を写したものです。

 

重い木刀は軽く、軽い木刀は重く使うのが極意です。

 

二天一流の木刀は軽いですが、力任せに振る訳ではありません。

最低限の力で、自然の法則を使って行います。

 

でなければ、術とは言えません。