日本旅館に宿る美「座布団」 | 染のオーダー専門店 四季彩

染のオーダー専門店 四季彩

伝統的な技法によりご注文を頂いてから
白生地よりお好みのデザインに
染め上げ質の高いものを創り上げております。

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格調高く「染めログ」を更新しようと
神社仏閣で「瓦めぐり」をしておりましたが
ある温泉旅館からのご依頼で
直接お伺いして、雰囲気から「湯」のれんと
客室の座布団や、
その他のしつらえについて、
是非相談にとの事で、急遽1泊2日の出張。


家内に「ちゃんと、褒めといてや~」と
ブログ更新を任せて、仕事を終え帰宅。

PCに向かって大笑いでした・・・
彼女は、「ミセス脳天気」「お気楽マダム」と
友人から云われ、
大学時代のあだ名は「トイレの100㍗」
(理由:むやみな明るさ)
自他共に認める陽気なラテン人間ですが
ブログが「イケメンパラダイス」になっているとは、
思いもしませんでした。


しかし・・・
驚くのは、「染めログ」のアクセス数。
なぜかいつもの3倍・・・
ペタ数も新しい訪問者さんも沢山。
やはり皆さん「イケメン」好きなんですね。


今回は、仕事で温泉旅館へお伺いしましたが
実は、ハワイ以外に、年2~3回は
温泉旅館へ出向く程の「温泉好き」。
今年は、正月明けからJRで豪雪の鳥取
「皆生温泉」へ伺っておりました。


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又、毎年、秋には芦原温泉に伺います。
ここは、海、山の景色は愛でることはないものの
それ以上に「迎え入れる」心に癒されます。


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客室に露天風呂があり
秋篠宮殿下がご宿泊になられたお部屋に
いつも泊まらせて戴いておりましたが、
最近は、別な設計でのお部屋もできたので
そちらのモダンなタイプも気に入っております。


染のオーダー専門店 四季彩

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非日常に身を委ねる「旅館」
神社仏閣の「古建築」は、伝統美を今に伝えているものの
眺めるという作業でしかなく、
触れ合う・・・一夜を共に過ごすことはありません。


玄関先の打ち水に始まり、薫香行き届いた客間まで
一歩踏み入れれば、「日本美」がいたるところに
「おもてなし」として存在する「空間」。

設備の変化はあれど、亭主、女将の「おもてなし」の
精神に時代の変化はありません。

庭、しつらえ、床飾り、器、それに見合うお料理
女将や仲居さんとの会話。
目。音。香。舌。肌・・・これがまさしく「日本美」


昔、「ディスカバー・ジャパン」なる
国鉄(古い!)のキャンペーンがありました。
その2年前、川端康成氏がノーベル文学賞を受賞し
「美しい日本の私」と、講演したことに由来するものと
読んだことがあります。


京都は、国内外の最高峰と称される
「日本旅館」が洛中に点在致します。
決して「華美」な日本旅館ではありません。
「引き算」の美学が生み出す「空間」が基本。

「本物」の逸品が「室礼」として客を迎えます。
ありがたいことに、私の「染め」も代々ご一緒させて
戴いております。

今年は、その旅館の一つが、客間すべての
「座布団」を新調する年。

こちらの旅館の座布団は

屋号「柊屋」にちなみ、「柊」の葉の模様。

「炭屋」「俵屋」と並ぶ京都を代表する旅館の一つです。


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変わらない「染め」「色」でお迎えする「日本美」
薄っぺらな「染め」の技術では永年愛されません。


染のオーダー専門店 四季彩

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お店でもそうですが、「のれん」は勿論、
お座り戴く「座布団」に「心配り」がないと残念です。
薄っぺらな「心配り」でない証は「座布団」の厚み。
と、今回伺った旅館の女将さんがおっしゃって下さいました。

決して、お高い品でなくとも
「心」があれば「薄っぺら」とはならないはずです。
是非、隅々まで「真綿」という真心の入った「座布団」で
お客様をお迎え下さい。


先日、とある方からのご依頼で
「座布団」を制作させていただきました。


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お届けした次の日、テレビで婚約記者会見なさって
おられたのにはビックリ!
そうそう、その方もずいぶん背の高い「イケメン」
でした。
家内の云うことも一理ありますね。
少しは褒めておくことにします。

明日は名古屋へ参ります。
どうやら、梁山泊の悪党が「中日劇場」へ
やってきたらしいので・・・。