千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする

山本直史です。

 

【代表質疑】

新たな観光施策について

 

・これまでの観光施策の取組みについて

 

【熊谷市長答弁】

人口減少・少子高齢化による経済活動の縮小が危惧され、都市間における競争も激化している中、千葉市が持つ地域特性を活かし、他都市との差別化を図りブランド力を高めることが重要との認識のもと、経済効果の大きいMICE及びインバウンド誘致を推進するとともに、千葉市の有する海辺等の豊富な観光資源を発掘、発信する等の観光振興を進めて来た。

 

具体的には、国際会議等への助成や開催支援制度を活用して60件の会議誘致に成功したほか、レッドブル・エアレースをはじめとした大規模イベントの誘致、インバウンド対策として、日本への旅行客が増えているムスリム向けのおもてなし施策の推進、外国人観光客が快適に滞在するための受け入れ環境や、季節ごとの体験型プランの創出等、国内外からの観光需要を取り込むため、幅広い事業を展開している。

 

さらに、千葉市では、これまで注力して来た海辺の観光資源のプロモーションに加え、潜在的な魅力があるものの、いまだ十分に活用されていない内陸部に着目し、東京にはない、千葉市ならではの魅力の創出と、ちば共創都市圏における、にぎわいと活力の中心とすることを目的に、「グリーンツーリズム」を推進することとし、今後の施策・立案を実施するためのデータ収集等を行うため、昨年度はマーケティング調査を実施した。

 

 

【山本の視点】

千葉市がこれから力を入れていくべき経済活性化施策の一つが「観光分野」です。

 

熊谷市長は積極的に海辺の活用や、千葉市が持つ潜在的な魅力を引き出す施策を打ち出しています。

 

市内経済活性化に直接つながる施策としては、国内外からの観光客(来訪する方)を増やすだけでなく、千葉市に宿泊し、滞在していただく必要があります。

 

例えば千葉市には幕張メッセがあり数多くのMICE関連イベントが市内で開催されることが多いだけでなく、成田空港と羽田空港からのアクセスも悪くないため、国内外から多くの方が千葉市に来ていただいておりますが、千葉市で宿泊される方が少ないという傾向があります。

 

つまり、日中は仕事で幕張メッセに来たとしても、それが終わると千葉市に宿泊するのではなく、都内に宿泊されるケースが多いわけです。

 

従って今後解決すべき課題は、千葉市には日帰りではなく、何としても滞在したくなるような都市の魅力を高めることがポイントだと考えています。