山本直史です。

 
千葉市議会は今日から第3回定例会が開会しました。
 
今日はその初日ですが、議会では僕が所属している未来民主ちばと公明党の2会派が共同で千葉市議会議員の各区別の定数を見直す発議を提出しました。
 
平成27年度の国勢調査をもとに、各区の議員定数を有権者数で割ると中央区と花見川区で格差が大きくなっているため、それを是正するための条例案です。
 
具体的には中央区の定数を10へから11へ1増させ、花見川区の定数を10から9へ1減させることで「1票の格差」を是正させることを目的とするものです。
 
しかしながらこの発議は採決の結果、賛成23(未来民主ちば12、公明党8、市民ネット3)、反対26(自民党、共産党、無所属3)で否決されました。
 
来年4月に統一地方選挙が行われ、千葉市議会議員選挙もありますのでそれまでに間に合うように1年以上前から各会派の代表者が何度も協議を重ねて来ましたが結果的に次期選挙は現行の定数のままで行われることになります。
 
有権者に対して議会が果たすべき役割と責任とはどのようなものか?
有権者から信頼される議会になるためにはどうすれば良いのか?
本当の意味で”開かれた議会”とはどのようなものか?
 
僕は地方議会はこれまでの歴史と伝統をしっかりと守る大切さも十分理解していますが、それ以上に時代の変化に合わせてより良い議会へと自らが積極的に進化して行かなければならないと考えています。
 
特に議会の議員定数に関しては、有権者の「一票の価値」を出来るだけ少なくする努力を行うべきであり、その根拠とする考え方は5年に一度行われる国勢調査に基づく有権者数が軸になると考えています。
 
しかも、実施するタイミングは4年に一度行われる統一地方選挙が行われる前でなければなりません。
 
正直に申し上げて、長い期間をかけて議論を積み重ねてきましたが、結果的にこの発議が否決されたことは本当に残念に思います。