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山本直史です。

 

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との史上初の首脳会談がシンガポールで行われた。

 

会談の詳細な内容などについてはこれから徐々に明らかになるだろうが、個人的に「米朝首脳会談」が予定通り実現したことだけでも評価して良いと考えている。

 

北朝鮮が「核ミサイル」を開発したという事を真実として考えた場合には、今回の米朝首脳会談が開催されたことの価値は大きい。

 

またトランプ大統領は北朝鮮に対して核兵器については「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」を求めていたことを考えれば、首脳会談が無事に終わったことで成果はあったと思われる。

 

また、拉致問題についてもトランプ大統領が「提起した」と発言したことを素直に受け取れば、北朝鮮非核化と拉致問題解決に向けて前進したことは間違いない。

 

もちろん、今回の首脳会談が100点満点であるとは言えないが、これまで北朝鮮という国を到底信頼することが難しく、日本の外交的にも手詰まり感があっただけに今回の米朝首脳会談におけるトランプ大統領の役割は日本にとっても大きいはずだ。

 

今後は、今回行われた米朝首脳会談の中身が検証され、次なるステップが非常に大切になることは間違いない。

 

また、横田めぐみさんを含めた日本人拉致被害者の問題について、トランプ大統領が金正恩委員長に対して「提起した」ことは前進であるが、その提起に対する北朝鮮側の答えや、具体的に解決に向けての道筋が明らかにならない限りは根本的な解決とは言えない。

 

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長により、アメリカと北朝鮮の歴史の扉を開いたことは事実なので、この流れを加速させていく工夫が求められる。