千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする

山本直史です。

 

今日は議会で会派所属のメンバーと共に千葉県社会保険労務士会(千葉支部)の方々と

意見交換を行った。

 

士業には弁護士や司法書士、税理士、行政書士などがあるが、個人的に「社会保険労務士」

という士業の存在は知っているものの、その仕事内容については「社会保険関連の専門家」

程度の理解しか無かったため、今回の意見交換はとても有意義なものとなった。

 

ちなみに、社会保険労務士会の会員は全国に約42,000人、千葉県では約1,500人が所属しているそうだ。

 

日本は人口減少社会に突入したため、民間企業は人手不足への対応が足元の課題であるだけでなく

日本全体として企業の生産性を高める必要性もあるため、いわゆる「働き方改革」の分野の専門性の

あるプロフェッショナルという意味での社会保険労務士の存在は、今後ますます重要になると思われる。

 

意見交換の具体的項目は、「労働条件審査事業」についての時間が大半を占めたものの、

建設業(特に一人親方)などの社会保険未加入問題や、成年後見制度などの取り組みなども

千葉県労務士会としても推進しているとのことだ。

 

メインテーマであった「労働条件審査事業」の審査項目の概要についての説明を受けたが、具体的に

チェックする項目は労働基準法関連73項目、労働安全衛生法関連25項目、協定書関係34項目などを

含め実に161項目あるそうだ。

 

企業としては利益を上げたいが、その企業が従業員を雇用する場合には当然のごとく最低賃金の

順守などが求められるため、いわば企業の健全な発展と、その企業で働く労働者の福祉の向上を

両立させることが社会全体としてとても重要なポイントであるため、今回のような意見交換を踏まえて

議員という立場からも日本企業の生産性向上の実現と働き方改革を共にサポートして行きたい。