~平成30年第1回定例会(一般質問)~

【校庭の芝生化について】

 

【質問1】

総括的な意味も含めて、千葉市のこれまでの取り組みの経緯と課題は?

 

【教育次長答弁】

校庭の芝生化は、子どもたちの健康や運動能力の向上及びヒートアイランド対策など地球温暖化対策に資するなどの効果が期待できることから、本市では、平成17年度から、源小学校の敷地の一部、約800㎡の芝生化を実施している。

 

源小学校では、学校単独での維持管理が困難であり、学校と地域の方々との協働での取組みとなっており、学校、保護者及び地域が協力し合いながら、維持管理が行われている。

 

実施校の拡大については、設置費用、維持管理に関する人的負担及び養生期間におけるグラウンドの使用制限などの課題があり、解決するための方策について情報収集を行いながら検討して参りましたが、有効な方法を見出すことができていない状況にある。

 

 

【質問2】

新たな手法の導入可能性についても検討したらどうかと思いますが見解は?

 

【教育次長答弁】

過去に行った芝生化の検討のための調査では、維持管理の困難さや費用面での課題から、芝生化が進まない例が多かったのですが、近年では、新たな手法により成功している例も見受けられるようになってきた。

 

そこで、日本サッカー協会の取組事例などを含め、新たな手法による成功事例に学ぶことが重要であることから、近年、校庭の芝生化を実施した学校を対象とした整備手法や維持管理の実態について、より詳細に把握するためのアンケート調査を実施している。

 

今後は、これらの調査結果等を基に、新たな手法の導入可能性について検討して行きたい。

 

【山本の視点】

僕は学校校庭に芝生化を是非とも推進して行きたい立場です。

 

校庭を芝生化することで、学校としての魅力がさらに高まり、子どもたちにとっても、近隣の住民にとっても多くのメリットがあることは間違いないと思えます。

 

しかし、芝生化するためにはイニシャル費用がかかる上、養生や、芝生化した校庭を適切に維持管理することが課題とされて来ました。

 

当然、維持管理するための人的負担や維持管理費用も考えなければなりませんが、答弁にもありましたように、近年は新しい手法により成功しているケースが出て来ていますので、まずは教育委員会として「最近の成功事例」を調査研究することが大切だという視点から質問を行いました。

 

現在、既にアンケート調査をしているとの答弁でしたので、そのアンケート結果を踏まえて、次なるアクションにつなげて行きたいと考えています。

 

鳥取市立東郷小学校校庭