~平成30年第1回定例会(一般質問)~

【資源リサイクルについて】

 

~山本の意見及び要望~

 

資源リサイクルについての意見と要望です。

 

先進的な取り組みをしている自治体の事業の中には、リサイクル率を高めていくためのヒントがあると思います。

 

実現するためには、周辺の環境や経済合理性など、ハードルは高いかもしれませんが、そうであっても可能性を見つけて調査・検討していくことは必要です。

 

仮にですが、先ほど質問させていただいた千葉公園は、ターミナル駅であるJR千葉駅から徒歩10分という恵まれた場所にあり、約16haの広さを持つ総合公園として市民から親しまれています。

 

例えばこの千葉公園の中で、この公園の中から出る落ち葉や剪定枝を活用したリサイクル事業を実現できないものでしょうか。

 

今定例会において、市長からも発言がありましたが、千葉公園の魅力向上及び周辺地域の活性化のため、公園全体の再整備に向けたマスタープランを策定します。

 

新たな賑わいの創出を図るため、民間活力を導入し、千葉競輪場を建て替え、多目的スポーツ施設として「(仮称)千葉公園ドーム」などの整備を進めることとなっています。

 

このように、観光や地域交流の拠点として活性化が期待される千葉公園に地域経済やリサイクルの拠点としての新たな機能を加えることで、さらに魅力が増すと思います。

 

千葉公園では毎年大量の剪定枝や落ち葉が発生しています。

 

現在は、その一部を堆肥化して活用しているだけですが、高知県宿毛市が実施しているような小規模木質バイオマス発電の原料として活用し、そこから発生した電力を競輪場や体育館などに、さらにはプールにそのエネルギーを熱源として供給することができれば、リサイクルの流れが完結することができ、市民にもリサイクルの大切を伝えることができると思います。

 

仮にこのリサイクル事業がビジネスモデルとして成功すれば、地域経済の活性化にもつながります。

 

日頃から、経済合理性を意識し、リサイクル事業を展開することで、企業もリサイクル率の高い千葉市に着目し、事業を提案してくることも考えられますので、今一度、これから20年、30年先を見越した、千葉市ならではのリサイクルの在り方について考えてもらいたいと思います。

 

そして、そのビジョン目標に向かって、環境局のみならず、経済農政局や、市民局、さらには総合政策局とも連携し、市役所一丸となって進んでもらいたいと思います。