~平成30年第1回定例会(一般質問)~

【資源リサイクルについて】

 

資源リサイクルについて2回目の質問を行います。

 

私は是非とも、これから20年、30年先の未来において循環型社会の実現に向けた先進的なリサイクル施策を目指していただきたいと思います。

 

それは、単にリサイクル率だけでなく、経済合理性も含め、是非とも千葉市ならではの最適なカタチを総合的に考えていただきたいと思います。

 

私がここで言う「経済合理性」とは、単に収集・運搬・処理するためにいくら費用がかかるのか、という「コスト面」だけのことを言っているわけではありません。

 

回収した「資源物」をどうするのか。という「活用」という視点も入れています。

 

高知県宿毛市では、地元の企業と連携し、市内に木質バイオマス発電及び木質ペレット製造の施設を誘致し、進出した企業が電力会社への「売電事業」を行い、さらに、ハウス農家や公共施設などに木質パレットを販売する事業も実施しています。

 

これにより、森林の管理や、良質な木材の生産に寄与するだけでなく、植林からの伐採、間伐、排出、運搬など、新たな仕事が創出されることで、宿毛市の産業振興や雇用にも大きな役割を果たしています。

 

そして何より、発電を含めて地域で生み出したエネルギーを地域で消費することで、燃料代、電気代を少なくし、地域経済の活性化につなげるという好循環を生み出しています。

 

これは、まさに未来の循環型社会のモデルとも言えます。

 

これからの経済合理性は、民間企業との連携などを通じ、地域経済への波及効果といった、市全体の経済合理性も視野に考えるべきだと思いますし、千葉市の持つ地域特性に合った手法で、リサイクル事業を展開していくことは十分可能だと考えています。

 

そのためにも、民間企業が「是非とも千葉市でリサイクル事業を行いたい!」と、提案したくなるような、より魅力あるリサイクル都市になる必要があると思います。

 

そこで2点伺います。

 

【質問4】

他の自治体では企業と連携し、地域に還元し、地域経済に波及効果を与えるリサイクル事業を行っていますが見解を伺います。また千葉市において実現の可能性についても伺います。

 

【質問5】

最後に、千葉市における将来に向けた資源リサイクルの取り組みについて、熱き想いを聞かせてください。