千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

選挙戦も中盤に入って来た。

ここ数日千葉は雨天続きなので、候補者も大変だと思われるが選挙戦も残すところ6日間なのでここから後半戦にかけて熱い戦いが展開されるだろう。

マスコミ各社の調査によれば政権与党側が安定した戦いをしているようだ。
 

日本ではこのマスコミによる情勢調査の精度が比較的高いため、このままの流れで行くと自公政権は解散前と変わらず安定した政権運営となりそうだ。

ここ数日の日経平均株価が高値更新をしているのも、自公政権によるアベノミクスが継続することを織り込んでいるのかも知れない・・・。

当初、衆議院の解散前には「森友学園」や「加計学園」の問題がクローズアップ
されていて、解散自体も「大義なき解散」という批判もあったものの、実際に選挙戦に入る争点もこの問題だけでは無い上、小池代表率いる「希望の党」がオウンゴールにより失速気味なこともあり、少なくとも「希望の党」はここからのタイミングで巻き返すのは相当難しいのではないかと考えている。

民進党を事実上解党し、全議員を「希望の党」へ合流させようとした流れも小池代表による「踏み絵」による排除の論理で、枝野代表率いる立憲民主党が誕生し、さらに無所属で選挙戦を戦う議員も多くいる状況は、最大に支援団体の連合の支援体制にも影響を及ぼし、何よりも有権者を惑わす結果となっている。

それに拍車をかけたのが、民進党の小川参院議員会長だ。

「民進党は不滅です。民進党はこれからもしっかりと存続します。」と演説し、選挙後には「民進党」を軸に再結集をする・・・という趣旨の発言をした。

この発言に対して、前原代表はスグに火消しをし、立憲民主党の枝野代表は選挙後の再結集についても否定したとされるが、少なくともこの小川参院議員長の発言は有権者をバカにしている。

そもそも、この選挙戦の真っ最中にこのような発言が出ること自体が信じられないし、このような不用意な発言が政治への信頼、政党への信頼を棄損させるだけでなく、民進党から希望の党や立憲民主党に移った議員や、無所属で戦っている元民進党議員の足をどれだけ引っ張っているのかをわかって発言しているのかが全く謎だ。

総選挙は政権選択の選挙であることは間違いないので、各政党は他党を批判するよりも人口減少・少子超高齢化社会に突入する日本において、増え続ける社会保障費をどうするのか?や日本経済を強くするための具体的な政策など、未来志向の「政策の違い」と、その政策によるどのような社会を実現させて行きたいのかを正々堂々と訴えて欲しい。