千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

安倍内閣の支持率が急落している。

毎日新聞がこの週末に行った全国世論調査によれば、安倍内閣の支持率が36%と、先月行われた5月の調査より10ポイントも下落し、逆に安倍内閣に対する不支持率は9ポイント上昇し、44%になったことで、不支持率が支持率を上回ったとの報道があった。

これは明らかに国家戦略特区に関連して、安倍総理の友人が理事長を務めている「加計学園」に獣医学部が設置されるにあたり、「総理のご意向」が文部科学省に対して何らかの影響や働きかけがあったのかどうかが、どうもうやむやなまま国会が閉幕してしまったことに対する不満が高まってきていることに加え、今国会で成立した「共謀罪」の構成要件に「テロ等準備罪」が新設された改正組織犯罪処罰法の国会審議を非常に強引なやり方で進めてきた政権与党側に対する国民の反応だろう。

これまで高い内閣支持率を誇り、安倍一強と言われていたが、ここにきて政権運営にも変調が起きているような気がしている。

 

個人的には「決められない政治」よりも、政治主導で物事を決めて行く方が良いと感じているが、仮に権力者による恣意的な決定や、不透明なプロセスでの決定があったとすれば、それは大きな問題になる。

 

ここは、国民から政治に対する信頼を回復することが大切で、そのためには一定の時間をかけて今回の件を徹底的に明らかにするプロセスが必要になると考えている。

 

政権側がこれまでに経緯を明らかにして、しっかりと説明責任を果たすことが求められているのではないか。