千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする

山本直史です。

 

小池百合子・東京都知事が所属していた自民党に離党届を出し、同日開かれた地域政党「都民ファーストの会」の総決起大会で同会代表に就任したというニュース。

 

逆に昨日まではまだ自民党の党員だったということも少し驚いた。

 

小池都知事とすれば、これでスッキリと「都民ファーストの会」の代表として同会が掲げる公約を全面に打ち出して、来る都議会議員選挙に挑む構図となる。

 

この都議会議員選挙で小池知事派の議員が過半数となるか否かで、都政運営に大きな影響が出るのは間違いない。

 

かつて石原都知事や猪瀬都知事、舛添都知事時代においても、東京都議会で相当な影響力を持っていた都議会のドンと呼ばれた内田都議も引退とのことなので争点がどこにあるのかがいまいちわからない。

 

当初は僕自身の感覚としては「旧態依然とした古い体質の都議会に都民ファーストの会が新風を吹かせ都政の見える化を軸に都政刷新!」のようなイメージを持っていた。

 

しかし、最近は豊洲市場への移転の問題や、東京オリンピックにおける開催経費の負担などの問題で、小池知事としての判断や意思表示が示されない期間が長くなるにつれて、世論の空気として「決められない知事」というイメージ出てきているようだ。

 

個人的な意見になるが、僕は「都民ファースト」という名前は決して悪いとは思わないが、そこの「都民」はどこの都民なのかを聞いてみたい。

 

それは、東京都における自民党支持者も民進党支持者も公明党支持者も共産党支持者も、紛れもなく「都民」だからだ。

 

東京都の内情が利権や談合、密室での政治、権力者への忖度などがまかり通っているのであればそれは大問題だが実態はどうなのだろう・・・。

 

結果的に問われているのはやはり徹底的な情報公開だろう。

 

具体的には「政策決定プロセス」や「予算編成プロセス」などを透明化することで情報公開が進むの間違いない。

 

しかし、最大のポイントは各政党や政治団体の掲げる公約が明確な「争点」となり、都民の有権者が都議会議員選挙に大きな関心を寄せ、その結果として投票率が高くなることだ。

 

都民自身がファーストに行うべきは「投票」だ。