山本直史です。

 

人生はいつも順風満帆な状況が続くわけではありません。

そして、誰も好き好んでピンチや苦境な状況に陥りたくはありません。

 

しかし、本日お会いした経営者の一言に「なるほど!」と思える表現がありましたのでシェアさせていただきます。

 

その経営者は、これまで数々の苦境に陥ったことがあるものの、いわゆるピンチの時には、「逆風でも何でも、もっとどんどん来い!」という気概を持つようにしていると、不思議とそれ以上の事は起こらない―――。

 

そう笑顔で話されていました。

 

僕の個人的な意見としては、自分苦境に陥った時に、そこからわざわざ更にピンチになることを望むようにも受け取れる「どんどん来い!」という気持ちには、なかなかなれないなぁと考えていました。

 

するとその経営者は飛行機が離陸する時の話をしました。

 

「飛行機は逆風時にはすぐにフワッと離陸できるが、追い風時に離陸するのは非常に困難だ」と。

 

確かに強烈な追い風が吹いている時にはさらに加速しないと離陸するのは難しいのはわからなくもない。

 

物事をそのように捉えるとすれば、確かに正面からの強い逆風時こそ大きな揚力を得られ、「離陸しやすい状況」であるとも言える。

 

現在僕自身も越えて行かなければならない課題がどんどん迫っているのは事実ではあるが、物事をこのように捉えると、ここを超えれば「離陸できる」ことになるため、とても気持ちが楽になったのでシェアさせていただきます。

 

僕はその経営者に比べればまだまだ未熟なので、さすがに「苦境よ、どんどん来い!」「ピンチよ、まだまだ来い!」とは思えませんが、目の前に立ちはだかる「壁」を一つひとつ越えることで、結果的に離陸できるとすれば、人生はとても楽しい。