山本直史です。

久しぶりに映画を見ました。

見た映画は出光興産創業者である出光佐三氏をモデルとした「海賊とよばれた男」です。

 

戦前、戦中、戦後と時代の変化が激しい中で、日本という国の未来のために揺るぎない信念と、熱い情熱と行動力を持ち、数々の難題を超えてきた男の物語なのですが、映画の終盤にはとても熱いものがこみあげてきました。

 

今の便利な世の中は、決して「当たり前なこと」なのではなく、先人たちのたゆまぬ努力の上にあるものだと感じずにはいられません。

 

今の日本は成熟社会に突入し、かつてのような右肩上がりの経済発展を遂げることの難しい時代に入って来ているのは事実です。

 

しかし、そうであっても大切なのは「強い信念」と「明確なビジョン」を持ち続け、そして例え前例が無くても、覚悟を持って一歩を踏み出すことが大切なのだと強く感じました。

 

信念と覚悟を持って前に歩み続ける男の背中を見せることが、強力なリーダーシップとなり、結果として時代を動かしてきたようにも感じます。

 

先人たちから託された「バトン」を、今の時代を生きる我々大人が、次世代を担う子どもたちに、そしてまた、その次の世代にどのような「バトン」を渡すのかが問われています。

 

つまり、「汚れたバトン」を渡すのか、それとも「ピカピカに磨いたバトン」を渡すのかということだと考えています。

 

目の前の課題解決も大切なことではありますが、しっかりと大局を見据えて、未来の時代を担う世代に対して、しっかりと責任を果たしていく事こそが非常に大切なのだと再認識をしました。