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山本直史です。

 

~第3回定例会代表質疑~【総合政策行政】

 

自転車を活用したまちづくりについてお伺いいたします。

 

近年のエコブームの到来や健康志向、さらには、ライフスタイルの変化や多様化が進む中、身近で手軽に移動できる手段である自転車のニーズは高まっています。


一方で、自転車利用者のマナーの悪さや自転車関連の重大な事故など、社会的な問題も多い状況です。


当局からは、本年2月に、「千葉市自転車を活用したまちづくり基本方針」を策定し、安全で快適に自転車を利用できる環境づくりを基本に、自転車利用のメリットを活かし、「自転車をまちづくりに活用していくという方向性」が示されました。


この基本方針では、「はじめよう『ちばチャリ』スタイル」をコンセプトとして、自転車に関わる多様な主体と連携し、市民が安全かつ自発的に自転車を利用できるよう、「(仮称)千葉市自転車を活用したまちづくり条例」の制定を目指して、取組みを進めていると聞いております。


そこで3点お伺いいたします。

 

【質問1】
条例の制定に向けたこれまでの取組みは?

 

【答弁:鈴木副市長】

千葉市自転車を活用したまちづくり基本方針」の下、自転車に関わる関係者が、まちづくりの方向性について認識を共有し、条例の制定に向け協議を行うことを目的に、自転車関係団体、市民団体、福祉団体、公共交通機関、教育機関、観光関係、警察関係など、本市を含め24の団体・機関で構成する「千葉市自転車を活用したまちづくり連絡協議会」を設置し、これまでに、4回の協議会を開催いたしました。


連絡協議会においては、自転車の利用環境の整備、交通安全教育の充実化、保険への加入促進、サイクリングを楽しむためのコースづくりなど、様々な視点から意見をいただくとともに、自転車を活用したまちづくりにふさわしい条例の構成や文案等について議論を重ねております。
 

 

【質問2】
検討している条例案の特徴や、その内容は?

 

【答弁:鈴木副市長】

本市が自転車に関わる多様な主体と連携し、「自転車を活用したまちづくり」を目指すことを基本理念として、市民や事業者が自然環境負荷の低減や健康増進などの「自転車の特性等を踏まえた活用と利用促進」を図ることなどが、条例(案)の特徴として捉えております。


また、その他、条例(案)に盛り込む内容につきましては、市、市民及び事業者など、それぞれの責務や役割の明確化を図るとともに、自転車の走行環境や駐車場などの「利用環境の整備」、自転車損害賠償保険等への加入や、自転車利用者、自動車運転者、自転車小売業者など、それぞれの役割等による「交通安全の確保」などを規定して参りたいと考えております。

 

 

【質問3】
今後の取組みとスケジュールについては?

 

【答弁:鈴木副市長】

今後は、自転車を活用したまちづくりにふさわしい施策について、連絡協議会での意見交換や議論を更に進めて参ります。


また、スケジュールについてですが、現在、条例(案)の考え方等について、議会の皆様からご意見をいただいているところであり、それらを踏まえ11月に条例(案)に対するパブリックコメントを行い、平成29年第1回定例会への条例議案提出に向け取り組んで参ります。

 

 

※このブログに書いている「質疑」と「答弁」内容については、読みやすくなるように工夫しています。従って本会議場で行われた正確なやりとりについては、12月に出来上がってくる「議事録」をご参照ください。