千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

 

~第3回定例会代表質疑~【市政運営の基本姿勢】

 

熊谷市長が千葉市長に就任されてから8年目に入りました。

 

今年度は、2期目最後の年になることから陸上競技で例えますと、ちょうど第四コーナーを回ったあたりになると思います。

 

そこで平成27年度決算にあたり、熊谷市長が2期目の選挙の際に掲げた「ともに進めよう!未来へつなぐまちづくり」「市民がワクワクする千葉市へ」というビジョンを総括するタイミングだと考えています。

 

あらためて財政健全化への取組みや、仕事のできる市役所や市民参加のまちづくりに向けた取組み、さらには未来へとつなぐ種まきに関してもお伺いします。

 

初めに、「市政運営の基本姿勢」についてお伺いいたします。

平成27年度決算の総括に当たり、第2期財政健全化プランの達成状況についてお伺いいたします。

 

我が会派は、これまで代表質疑等を通じて、早期に市債残高1兆円以下の道筋を付けるなど、市の借金である市債残高を削減し、第2期財政健全化プランを着実に進めること、また、財政健全化と本市の発展、市民生活向上の両面で、バランスのとれた財政運営を行うよう要望して来ました。


平成27年度予算は、前年度より45億円増の約138億円の収支不足額が見込まれる厳しい状況でありました。

 

しかし、財政の立て直しのため、市有財産の活用や事務事業の整理合理化を行う一方で、将来に向けて必要な施策、具体的には、市民の生活習慣の改善を推進するための健康づくりの取組みや地域包括ケアシステムの構築、待機児童解消、保育の質の改善を始めとした子育て支援、都市アイデンティティの確立などに財源を振り向け、本市の将来的な発展にも配慮された予算となりました。

 

このような予算に対し、平成27年度の一般会計決算は、実質収支が前年度を上回る45億円を確保したとのことで、昨年度に引き続き、着実に財政健全化への歩みを進められているのではないかと思います。

 

振り返りますと、平成20年度までは市債残高も毎年上昇し、実質公債費比率も平成24年度には25%を超え、早期健全化団体に転落する恐れがあるなど、確かに財政危機といえる状況でした。

 

熊谷市長が就任されてから、この状況を何とか脱却するため、平成21年10月の「脱・財政危機宣言」があり、以降、2期にわたる財政健全化プランにおいて、適正規模での市債発行を目標に、毎年100億円以上の市債残高削減を達成するなどの成果を出してきたことは、高く評価しております。

 

そして今、平成27年度決算を迎え、第2期財政健全化プランの折り返し地点を通過したところまできました。

 

そこでお伺いいたします。

 

【質問①】
平成27年度における建設事業債の発行状況及び全会計の市債残高は?


【質問②】
建設事業債の発行額の中間見直し後の目標である「計画期間内880億円以内」の達成の見通しについてのご見解は?


【質問③】
平成27年度における連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の三つの指標から、前年度との対比を踏まえ、第2期財政健全化プランの達成見通しについて、どのように評価するのか?