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山本直史です。

 

千葉市は千葉駅前にある本格的な音楽ホールの「京葉銀行文化プラザ(千葉市文化交流プラザ)」を平成29年3月で廃止する方針を発表した。

 

この建物は平成12年に「ぱるるプラザ千葉」として開業し、平成19年に日本郵政公社から千葉市が取得し「千葉市文化交流プラザ」として使用しており、平成20年にはネーミングライツと呼ばれる命名権を導入し、施設愛称として「京葉銀行文化プラザ」として親しまれてきた施設だ。

 

今から遡ること7年前から千葉市の「事務事業評価」などで、この施設のあり方を検討して来たのだが、その一方で施設維持費が大きくかさみ、さらには施設を継続して使用するためには熱源設備など多額の設備更新費用がかかることや、音楽ホールなどの利用率が60.5%(平成25年)と千葉市における他の文化施設に比べて利用率が低いことなどが理由となっている。

 

本日記者発表された内容によれば、この「千葉市文化交流プラザ」は千葉市としては活用せず平成29年度末で廃止し、この建物については土地と建物を一体として売却する方針となっている。

 

また、廃止したことによる利用者への影響を考え、売却する際には「音楽ホール」を最低10年以上継続することを条件とするとしている。

 

限られた財源をどこに活用して行くのかは、本当に難しい問題だ。

 

少なくとも今後は新しい公共施設を新たに建てるという考えかたより、今ある施設をいかに維持管理して行くのかという方にシフトして行くはずだし、さらに言えば、既に耐用年数を過ぎた「公共施設」については、これからいかに時代に合わせた見直しをして行くのか、踏み込んで言えば統廃合して行くのかという視点にも立たざるを得ないだろう。

 

たまたま発表のタイミングが悪いのかはわからないが、千葉パルコ撤退に続き、三越千葉店の閉店、そして京葉銀行文化プラザ(千葉市文化交流プラザ)廃止など、中心市街地における集客施設が無くなるという意味では良くないニュースが続いている。

 

市内経済の活性化につながる、もっと元気になる話題を増やしたい。