千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

野党第一党である民進党の新しい代表に連坊氏が選ばれた。

事前の予想でも蓮舫氏が有利と報道されてはいたが、日本と台湾との二重国籍問題が大きくクローズアップされても蓮舫氏が「圧勝」したという結果は、民進党所属の国会議員や地方議員、さらには同党の党員やサポーターの総意であるということだろう。

僕は昔も今も特定の政党には所属していない無所属の議員であるので、民進党の代表戦に言及するのは少し申し訳ない気もするが、再び政権交代を目指す政党のリーダーを選ぶ選挙であると考えると、やはり僕なりの考えも少し書いておきたい。

もし仮に僕が投票出来る立場だったら、おそらく前原さんに投票したかもな…と考えている。

その理由は、今の与党にとっては蓮舫氏や玉木氏よりも嫌な相手であると考えられる。

また、かつて自身が代表をしていた時代の党運営における失敗などを大きな経験として生かされるのではないかと考えている。

加えて、前原氏は憲法改正や防衛や外交など、日本がこれからどのような国を目指すのかという「国家観」を他の二氏より明確に持っているように感じるという理由からだ。

しかし、投票の結果は前原氏や玉木氏を大きく引き離して蓮舫氏が選出された。

これか事実だ。

蓮舫氏が野党第一党の代表になったからには、民進党が巨大与党と対峙し、有権者からの信頼を獲得しながら、政権交代が実現できる力をつけて行かなければならないだろう。

蓮舫氏は女性であるし、少なくともこれまでの岡田代表よりは党のイメージを変えて行けるエネルギーもあるように思うが、そう考えると自身による「二重国籍」問題は蓮舫新代表に颯爽としたスタートダッシュをさせてくれない、実に重い問題になるのではないかと感じている。

衆議院解散は総理大臣の専権事項であるが、先の7月の参院選でもダブル選挙の噂が出ていたし、年内解散説も消えてはいないようなので蓮舫新代表は自身の党内求心力を保ったままで、極めて短期間の内に民進党の党勢拡大を目指す戦略を描く必要がある。

かつての民主党のイメージを刷新できるか。
蓮舫氏の手腕に期待したい。