千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

本当の地方創生とは何なのだろう・・・
そんな問いを持ちながら今日は富山県氷見市に来ている。

内閣府の「まち・ひと・しごと創生本部」のホームページには「人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に
対し政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自立的で持続可能な社会を創生できるよう、まち・ひと・しごと創生本部を設置しました。」と書かれている。

まさに、それはその通りではある。

これからの日本が直面する人口急減、超高齢化は避けては通れない現実だ。

嘆いていても現状は何も変わらないし、時間の経過とともに確実にやってくる。

そうだとすれば、そのような環境下でもそれぞれの地域において、それぞれの地域に住んでいる人々によって本質的な意味での豊かな社会を実現する道筋をつくる必要があるのではないか。

やはり、ポイントはその地域の中で人びとが活躍出来る「出番」をいかに創出するか…

そして、その出番を持続可能な「仕組みにする」という意味で、付加価値を生む仕事にすることが出来るか、仕事を作り出すことが出来るかが問われている。

氷見市は約5万人の人口の自治体だ。
本川市長は様々な手法で氷見市の魅力を引き出し、様々な手法を通じて地方創生に正面から取り組んでいる。

特に3年前からは実現させたい「夢」を軸とした地方創生の取り組みを進めていて、今年は「氷見ドリームプランプレゼンテーション2016」が開催される。

本日はプレゼンターへの3回目の相互支援会が開催され、その場で出ていたキーワードはどれもリアルな地方創生につながるものだと感じた。

耕作放棄地を活用した農業
豚の放牧による自然飼育
空き家を活用したコミュニティ
文化や芸術的な視点
日常を演劇にする取り組み
「食」を通じた付加価値創出
寺のインフラを活用した「ご縁」づくり

こんな感じだ。

「正解」は必ずしも一つではないが、まずは何かしらの具体的なアクションを起こすところから始まる。

現実を直視しつつも、目指すべき理想像を掲げ、その実現に向けて動き出す大人が増える社会を目指したい。