千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

~千葉市議会第2回定例会一般質問~

東日本大震災や熊本地震などの非常に大きな災害が発生
すると、「自分たちの地域は大丈夫だろうか?」と防災意識が
とても高まります。

このような「自分たちの体は自分たちで守る」という防災意識
を地域の中で高めて行くことはとても大切です。

現在千葉市の各地域においては「避難所運営委員会」が着実に
立ち上がっており、これは非常に良いことなのですが、実は
犬や猫などの「ペット」を飼っている世帯の避難対応については
まだまだ地域全体でコンセンサス(合意形成)が得られている
状況とは言えません。

そこでこのテーマの質問をしました。


【災害時におけるペット飼育世帯の避難対応について】

4月の熊本地震の際には、自治体により判断が異なり、避難所に
おいてペットの同行避難が認められなかった事例や、避難所内で
動物を飼って
いる人と飼っていない人との間でトラブルがあった
と聞いております。

また、東日本大震災では、被災者がペットを置き去りにせざるを
得ないなどの事例もありました。

このような事例に対応するためには、まず人々が日ごろから
備えなしでは災害発生時における適切な対応ができないとの
自覚を持ち、
平時から備えておくことが重要であると考えています。

そこで、

【質問①】
災害時における「ペット飼育世帯の避難」について、平時から
どのように取り組み、どのような課題があるかを伺います。

【質問②】
千葉市では、「(仮称)避難所におけるペット対応の手引き」
今年度中に作成すると聞いておりますが、災害はいつ起きる
かも
しれないことを考えると、早期作成に取り組むべきであると
考えて
おりますが、ご見解をお伺いいたします。

また、避難所の運営は、地域が主体となった避難所運営委員会
より、避難所開設・運営マニュアルを参考に行われるわけですが、
地域に示されているマニュアルの作成例には、運営委員会が参考に
できるペットの取り扱いについての具体的なひな型が欠けています

そこで、

【質問③】
「(仮称)避難所におけるペット対応の手引き」が完成した際には、
避難所開設・運営マニュアルの作成例に手引きの内容を
反映し、
ペットの取り扱いについて避難所運営委員会へ周知徹底
することが
重要と考えますがご見解をお伺いいたします。