千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

連日、ブログの記事内容が舛添東京都知事のことが
多くなっている。

昨日は「頼む、日本の未来のために辞職してくれ!」という
記事を書いた。

それは、東京都知事というとても大きな権限のあるは、有権者
から選挙で選ばれたからこそ、そのような権限があるのであって、
有権者から「信頼されていない」状況が長く続くことは非常に
問題であると考えているからだ。

舛添都知事の考え方は一生懸命「都知事としての仕事をして
信頼を取り戻す」ということだと思うが、実は順番が逆で、
「信頼があるから都知事の仕事ができる」と考えている。

さすがの舛添都知事も都議会の自民党と公明党を含む
全ての会派が「不信任決議案」に賛成する方針を固めたことで、
いよいよ追い込まれた感があるが、まだ最終的にどのような
流れになるのかは決まっていない。

残された道は3つだ。

自らの意志で「辞職」するのか、結果的に不信任決議案が可決
されたことで10日以内に「辞職」という道を選ぶのか、はたまた
都議会を「解散」するのか・・・。

僕が個人的に感じるのは、今はかなり追い込まれ感はあるものの、
まだ昨日の段階であれば、総務委員会による集中審議の場で、
舛添都知事が本当に心の底から少しでも誠意ある答弁をしていたら
少しは潮目が変わっていたかも知れないと。

その際のポイントは、やはり正月に千葉県のホテルで政治資金で
「会議」をしたとされる問題で、会議に同席されたとされる出版社社長の
名前を公表するとか、ホテルで確実に会議が行われたことを証明する
ためのエビデンスを提出するとか、「何とか9月まで都知事を続けたい」と
懇願するくらいの覚悟があるのなら、つまらないプライドを守るために
突っ張ったり、延々と自らの正当性を訴えるのではなく、謙虚に数々の
疑惑に対して一つ一つ「誠意ある説明を果たす」ことが必要だった。

結局のところ、これまでは「疑惑」に対して延々と舛添都知事の
ペースでのらりくらりと対応してきたことが、本当に様々な分野に
相当なエネルギーのロスを発生させているのは紛れもない事実だ。

そのような状況下にも関わらず、ご本人は「国益」とか「公益」という
発言をしているが、むしろこのような状況を生み出している張本人
こそが、どれだけ「公益」を毀損させているということになぜ気づかない
かが不思議だ。

これは完全な私見ではあるが、舛添都知事がここまで様々な圧力に
屈せず、いまだに辞職をしないで粘るのであれば、逆に最後の最後に、
「何だ、そうだったのか・・・」と誰もが納得できる説明をすればいいのに・・・
とも頭をよぎったが、もう時すでに遅しか。