山本直史です。

政治資金でさまざまな疑惑が浮上している舛添東京都知事の
3回目の会見が開かれたことが報道されているが、この
まったく誠意に欠け、姑息で、ここまで居座る“潔い悪さ”は
一体何なのか・・・。

「心臓に毛が生えている」とはこのことを言うのかはわからないが、
よく、ここまで意味の無い記者会見を重ねられるのかが謎だ。

舛添都知事が原因で明らかに都政が停滞していることは事実だ。

少なくとも「私が話すことは信頼されていない」と自らが、そのように
認めるのであれば、有権者からの信頼の上に成り立つ都知事という
職務を続けることは出来ないはずだ。

まさに、今の状態では明らかに「死に体」だ。

現職の都知事として何としても都民からの信頼回復を図りたいので
あれば、とにかく、信頼を回復するためにどこまでも誠意ある対応を
すべきタイミングなのに、それを果たさないで居座る感覚がまったく
理解できない。

このパターンは結果的に都政の停滞が続くだけでなく、時間の経過と
共に都民の怒りが収まるどころか、激しくなるのではないか?

この東京都知事を選挙で選んだ人はどのように考えているのだろう。
また、二元代表の東京都の都議会議員は、この状況を放置するのか?

これこそ、政治家独特の様々な思惑で動くような、いわゆる内輪の
論理ではなく、まともな感性をもった議員が何かしらのアクションを
起こすことが健全な考えだろう。

仮に議会として都知事の一連の疑惑に関する”チェック機能”が
働かないとしたら、都議会自体の存在意義も問われかねない。

ということで、今後は良識ある都議会議員の皆さんの活躍に
期待したい。