千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

先日のブログで三菱自動車の「燃費不正」についてブログを
書いたが、本日も三菱自動車による会見が開かれ、そこでは
さらに悪質な事実が明らかになった。

本日の会見で相川社長が明らかにしたのは「国の規定と異なる
方法で燃費試験データを収集する」法令違反を25年前の1991年
から継続して行われていたという事実だ。

燃費に関して言えば「虚偽事実」をもとにユーザーにクルマを
販売したことを考えると、25年間消費者を欺き、だましたこと
になる。

この恒常的な燃費測定に関する不正は三菱自動車が2000年と
2004年に「リコール隠し」という社会的に批判を浴びた大きな
事件を起こす前から行われていた。

僕がかなり問題があると感じる点は、リコール事件が発覚し、
企業としても相当なダメージを受けた後も是正されることが
無かったという信じられない企業体質だ。

クルマを購入する際に「燃費」は購入後のランニングコスト
に直結する部分でもあるので、相当意識される数字であるが、
そこに「虚偽」があったとは、本当に信じられないことだが、
その虚偽の事実を結果として25年間も見抜けなかった
国土交通省にも相当の問題がある。

本日の会見では、法令違反の「燃費試験データ収集」を行った
対象車種と規模については「調査中」と回答だったらしいが、
これだけの大きな事件に発展しているのに
どうもユーザーに
対する誠意が無いと感じた。

この問題はとても根が深そうに感じる。

まずは徹底的に調査を行い、真相を明らかにすることが
問題解決の第一歩につながるのだろうが、過去にリコール
隠しをしていた三菱自動車が起こした事件なだけに、
企業としての信用は相当崩れたのは間違いない。