千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

「熊本地震で被災された方への本当に喜ばれる支援とは一体
どのようなものなのだろう・・・」本日の午前中はそのようなことを
仲間たちと意見を出し合った。

また、先日もブログでご報告させていただいたが、千葉市議会は
千葉市議会議員団として本日、熊本市へ50万円の義援金を
送金させていただいた。

そのような中、過去に大きな災害が発生した被災地において
「第2の災害」と呼ばれる問題が発生していたことを知った。
この「第二の災害」とはどのようなものなのか?

ウィキペディアには次のように書かれていた。

「救援物資は被災地を襲う第2の災害」と呼ばれるものは、災害発生時の
避難生活者らに同情した市民・企業などから贈られる救援物資のうち、
被災地のニーズを考慮せずに送り付けられたために無駄になってしまう
ものや、あるいは被災地域の分断された輸送手段がボトルネックとなって、
確実に被災地域に届かず倉庫などに溜まってしまったものなどである。

また、被災直後は、被災地のニーズを知るために、電話連絡等により
必要物資を個別に問い合わせること自体が救援を妨げている場合もある。

もちろん、ニーズに即していて真に必要とされる物資が必要な場所にあり、
必要としている人々に行き渡るなら、その救援物資は被災者の生命と
健康を守るための大切な基盤となる。

しかし被災地域のニーズにそぐわない場合に、避難生活者らが利用しようが
無かったり、食品などでは倉庫に留められたまま消費期限や賞味期限を
迎えてしまい喫食に適さない状態になってしまうなどの混乱が発生する。

加えて被災地域が復興し始めた段階で、初期の被災者には役立った
かもしれないが復興段階に入って不要になってしまった物資が倉庫を
占有しつづけ、その保管費用だけでも被災地自治体の予算を圧迫、
処分しようにも処分費用だけで莫大なコストが掛かること
も問題とされ
ている。

【↑以上引用】

支援する側は善意のつもりで送ったものが、被災地の状況によっては
結果的に送られてきた救援物資が活用できなかったり、時間が経過する
につれて、その救援物資が場所を占有してしまい、最終的には多額の
処分費用がかかるという問題らしい。

確かに、熊本地震で被災された方が避難している各避難所において
どのようなものが必要とされているかを把握するのは難しい。

参考までに被災地側が送られて一番困るものとして「古着」
「生鮮食料品」が挙げられており、善意は理解できるものの、
直接的に役に立たないという理由で「千羽鶴」が挙げられていた。

やはり、支援する際には少なくとも被災地において「第2の災害」が
起きないような物や支援策を考える必要がありそうだ。