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山本直史です。

市役所業務の推進体制について(新財務会計システム)

~一般質問3月15日~

市役所業務の推進体制について「会計室」に対し、新財務会計
システムについてお伺い致します。

本市では、市民サービスの向上と行政運営の効率化の推進を
図るため、平成24年度に事務処理の手法や手順を抜本的に
見直しました。

最適な事務処理に再構築する「業務プロセス改革」の有効性
調査を実施したことで、取り組むべき課題が明らかになり、
改革に取り組み始めています。

その取り組みのへの重点方針は3つと聞いています。
それは

①区役所窓口改革
②庶務事務改革
③内部管理システムの導入

です。

この重点項目の一つである「内部管理システムの導入」は、
財務会計と文書管理の2つの基本的な事務を対象として、
「最小コスト・最小人員による事務の執行」と「情報の連携と
柔軟な活用による効率的な事務の執行」
を目指して、新たな
業務フローの作成とシステム開発を
進めているとのことでした。

このうち、財務会計システムについては、現在文書管理
システムで運用されている「電子決裁」が新たに導入され、
支出事務の処理が紙媒体から電子へと移行すると聞いて
いるのでお伺い致します。

【質問①】
電子決裁導入による効果は?

【質問②】
電子決裁導入による支出事務における効果と課題、
そして今後の対応は?


【山本の視点】
単純な疑問として普段の市役所業務はどのように進んでるのか、
特に「業務執行」とそれに対する「お金」の流れがどのように
進んでいるのかを検証するために質問を行いました。

毎年行われる第1回定例議会は「予算議会」と呼ばれ、執行部から
議会に提出された「予算案」を一つ一つ厳しく審議を行います。

その上で、その予算案に対し、議会の過半数の議員が賛成する
ころで新年度である4月から予算執行をすることが出来ます。

議会としては「予算案」に賛成するか反対するか、もしくは
修正案を出すなどの喧々諤々の議論が行われますが、予算案が
議会を通過すると、その先の「執行」は市役所側の仕事になります。

議会としては、もちろん「予算が適正に執行されたか」を検証する
機会はあるものの、一つ一つ事業がどのように執行されるかは
執行部側の業務になるため、そこの「業務フロー」については
詳しく知りませんでした。

今回この質問をするにあたり、当局にもヒアリングを行いました。
すると、市役所内部では何回も稟議をまわしたり、事業の中には
結果的に判子を何十個も押印しなければならない事業もありました。

それだけに市役所業務がこれまでの「紙」から「電子データ」になる
ことは極めて進化したと聞いておりましたが、その一方で支払業務
など、どうしても効率化が難しい部分もあると聞いておりました。

そこで、今回はあえて「会計室」に質問をすることにしました。

先進的なシステムを導入することで、大半の業務が簡素化され、
職員への負担が軽減されることは非常に喜ばしいことではありますが、
その一方で、結果的にあまり業務改善につながらない部門があると
すればそこは改善の余地があると考え、そのような視点からの
質問となります。