千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

市役所業務の推進体制について(人事考課)

~一般質問3月15日~

【質問①:市役所業務の推進体制について
人事考課の分布状況及び中位にあたる評価「3」の人数は何人か?

【答弁:総務局長】
人事考課の分布状況について、平成26年度は最上位の「5」が
約6%、
「4」が約26.1%、「3」が約66.3%、「2」が約1.4%、
「1」が約0.2%と
なっており、も多い評価「3」の職員数は
約4,600人となっています。


【②質問:市役所業務の推進体制について
職員のモチベーションを上げるために人事考課制度をどのように
活用しているか?

【答弁:総務局長】
人事考課制度を適切に運用し、公正な処遇が行われることは
職員のモチベーションや能力を向上させるために、
必要不可欠
なものと考えています。

本市の人事考課制度は、1次評価では基準に照らして能力や
職務遂行度を評価する絶対評価、2次評価では対人比較に
よる相対評価をそれぞれ5段階評価で行っており、その
結果を面接で
考課者から本人に開示することにしています。

面接では絶対評価の点数も開示するとともに、どのような点が
高く評価され、どのような点で改善が必要かアドバイスをする
ことで、人材育成や次年度のモチベーションの維持向上に
つなげています。

また、今年度から評価「3」については、給与への反映はない
ものの、
3の中でさらに上位から標準まで3つの区分を設定し、
評価結果を
わかりやすく表示することで、育成や 動機づけ
に利用することにしました

さらに、これまで以上に頑張ったものが報われる制度にする
ため、
勤務成績の勤勉手当への反映を、来年度から新たに
非管理職にも
拡大し、全庁的に実施致します。

今後も職員のモチベーション向上につながる、よりよい人事
考課制度に
なるよう、必要な見直しを図ります。

【山本の視点】
私は過去に何回か「やる気の出る人事制度」についての
質問をしています。

それは市役所は民間企業とは異なりますが、組織としての
生産性を高めることは極めて重要と考えているからです。

組織体制の見直しもそうですが、まずはその組織を構成する
一人ひとりの職員の能力がしっかりと発揮されるような人事
制度ともいえる仕組みづくりがとても大切だと考えいます。

公務員の給料は、我々市議会議員を含めた議員ももちろん
そうですが、すべて納税者の税金で賄われています。

だからこそ、限られた税金をいかに有効に活用するかが
問われているわけで、そのような意味では公的部門を担う
側の人材にかける人件費と、その人材によって生み出され、
提供される公的サービスについては、その品質や安定性に
加えて、効率性も求められると考えています。

例えばの例ですが、納税者の皆さんからは「公務員は・・・」
とか「議員は・・・」とか職業として一括りに言われるケースも
少なくありません。

これは公務員だけでなく民間企業でも同じですが、一人
ひとりを見てみると、非常に頑張っているいる人もいれば、
中にはそうではない人もいます。

これは、ある意味で仕方のないことだとだ思います。

ちなみに市議会議員の場合には「4年間」という限定された
任期である上、選挙によって選ばれるという洗礼を受けるわけ
ですが、公務員の場合には、よほどのことが無い限りクビに
なることはありませんので、人事考課制度を工夫するなどして
職員一人ひとりのやる気が引出され、モチベーションの上がる
ような仕組みを導入することが、市役所組織として生産性を
高めることにつながると考えています。