千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

質問:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について
~一般質問3月15日~
(3回目質問)

私がなぜ、今議会でこの「まち・ひと・しごと創生戦略」に
ついての
質問をしているのかと言えば、千葉市における
この創生戦略が
3月末に策定されるからです。

この総合戦略は千葉市の未来のために極めて重要です。

私は平成26年の第2回定例会で「消滅可能性都市」についての
質問を行いました。

この提言したのは、元総務大臣の増田寛也氏が座長を務める
日本創生会議です。

この「消滅可能性都市」という提言は非常に衝撃的でした。

私は当初、千葉市は千葉県の県庁所在地であり人口97万人
を擁する政令指定都市でありまだ
千葉市人口は微増しています
ので、あまり関係の無い
話かな・・・とも感じていました。

現実に千葉市はまだ人口が増えているので、いわゆる自治体が
「消滅する」と言われてもあまり実感がありありません。

しかし、この千葉市も何と、「消滅可能性都市」に該当しています。

政治家が未来のために夢と希望の持てる社会を実現しようと、
いろいろと行動していても、その自治体が消滅してし
まっては
元も子も無いわけです。

もちろん千葉市はすぐに消滅することはありませんし、政令市の
千葉市が消滅する時には他の自治体も消滅して
いるはずです。

そうなれば日本という国自体がどんな状況なのか・・・今はまだ
ちょと想像できません。

その一方で、地方自治体の運営はいわゆる計画行政を進めて

来ているので地方自治体にはいろいろな計画があります。

いわゆる「第○次○○計画」のような計画です。

地方創生担当大臣の石破大臣は今までの計画は役所の内部で
作り、その計画では何をどのようにするのか、その結果として
何がどう
変わるのか?ということが市民の誰も知らない計画で
ある
ことが多いと。

確かに、それでは「市民の誰も知らない」いわば作文だと。

だからこそ地方自治体は未来のために知恵を出し合い、
自分たちの地域の特徴を生かした独自の計画を、しかも
実効性のある計画を
作る必要があるという強いメッセージが
ありました。

2030年、2060年、つまり千葉市の未来の姿、これから目指す

べき姿と、それに向けての取り組み、進捗管理を含めた
今までとは違う計画が今月末に策定されるわけです。

だからこそ、千葉市は何を目指すのか、どこを目指すのかを
明確に聞きたいわけです。

そのために何をするのか?そしてそれをやり遂げれば、
必ず達成することが出来るのか?

それが大切なわけです。

私は、2060年に目指す「千葉シナリオ」については
出来るか出来ないかではなく、やるか、やらないかだと
考えております。

しかしその一方で、目指すべきビジョンの共有は大切だが、
どんなに頑張っても到底実現できない目標は、むしろ掲げる
べきだとは思いません。

今は2016年で、2020年の東京オリンピックまで残すところ
4年ですから、それまでは集中して力を集約すべき
絶好の
タイミングだと思います。

また、2020年までは、まだ少子高齢化の影響も大きくは
顕在化しないと思いますが、一方でオリンピックを終えると、
社会の空気は変わると思います。

オリンピックという独特の高揚感に包まれた雰囲気の後に残る
のは、祭りの後の雰囲気というか、2020年オリンピックに向けて
進められてきた数々のプロジェクトが一定の達成目標を迎える
時期であることを考えると、やはり今できることを先手先手で
やるべきだと考えています。

「あぁ、あの時が転機だったな・・・」とか
「あそこでもっと気合を入れてやっておけば・・・」

という、まさに後悔先に立たずみたいな結果になって欲しくは
ないわけです。
だからここまで暑苦しく、くどいくらいに申し上げているわけです。

ちなみに今は2016年です。
2060年といえば、今から44年先です。

今年生まれた子供が44歳にあり、20歳の人が66歳になる
現在僕は46歳ですから、生きていれば90歳になるころの話です。

だからこそ、まだ気力と体力が充実しているうちにアクションを
起こしたいです。

それが現役世代の果たすべき役割であり責任だと考えています。

是非とも、適切なKPIの設定と、そのPDCAがグルグル
まわるなかで、確実の各種施策が効果をあげながら「千葉シナリオ
確実に近づくような工夫をもっともっと行うべきだと思います。

そこで最後に3回目の質問をさせていただきます。


【質問:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について】
どうしたら「千葉シナリオ」が達成できると考えているか?