千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

千葉市まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について

~一般質問3月15日~
(2回目:まち・ひと・しごと質問&答弁)

千葉市まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について①
周辺自治体との連携事業の内容や規模がわからず、「延べ5事業」
とのKPIは、漠然としていないか?


【答弁:総合政策局長】
この度の、本市「総合戦略」に示す、「“ちば”共創都市圏」の
考え方は、
本市自身が保有する機能、果たすべき役割をしっかりと
認識し、
今後、積極的に地域連携を行っていくという意思を表示
するべく
掲げたものです。

これを「足掛かり」として、取り組んでいく
事業により得られた
実績を波及、深化させていきたいと考えています。

その段階に至れば、より具体的な指標の設定も検討します。


千葉市まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について②
男性の1週間の育児時間を平成31年度に24.5時間とするKPI
について、何にもとづき、どうこれを
達成しようとしているのか?

【答弁:総合政策局長】
この指標数値は、新基本計画に基づく政策評価制度の平成29
年度末目標値と33年度末目標値の中間値を採ったもの
です。

将来に向けて、本市の「まち・ひと・しごと創生」を実現して
いくためには、男性の積極的な育児への関わり、
これがまさに
普通に行われていくようにすることが必要と
考えています。

様々な子育て支援策の充実を図っていくなかで、「イクメン」
「イクボス」の取組みを広げるなどの積み重ね
により、これを
達成に導いて参りたいと考えています。



千葉市まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について③
自主防災組織加入世帯の割合について具体的にどのような施策を
行うことで実現できるか?

【答弁:総合政策局長】
自主防災組織結成率については、地域の防災体制に係る
代表的
な指標であり、市民の取組みにより、指標数値の向上が
可能
であるため、「高め」「きつめ」の設定を行っています。

近い将来発生が予測される首都直下地震などに備え、市民や各種
団体と「防災」「減災」に対する意識の共有を進め、また、各区
役所が実施している説明会での案内や市政
出前講座での自主防災
組織の結成に向けた働きかけなど、今後も取り組みます。


千葉市まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について④
まち・ひと・しごと創生会議の委員以外の具体的な働きかけは
どのように考えているのか?


【答弁:総合政策局長】

「産・官・学・金・労・言」との連携は、戦略等の策定のみを目的
とするものではなく、事業の立案、実施、効果の検証など、
様々な局面での意見交換や協力を通じて実績を重ねていく
ことで、初めて成果が表れてくるものと認識しております。

今回、千葉市まち・ひと・しごと創生会議に参画いただいた、
各分野の委員を通じた連携につきましては、今後も継続、充実を
図ります。

しかしながら地方創生の取組みは、行政のみならず、市民、団体、
企業など都市全体が力を合わせて取り組むことが重要であり、
本市で事業展開する民間事業者や関係団体との
意見交換や、様々
なチャンネルを通じた市民への働きかけも含め、
都市、地域
社会をあげた取組みを進めて参ります。

【山本の視点】
今回の2回目の質問では様々な視点から質問を考えましたが、
結果的に「質問」にしたのは上記の4つでした。

この「人口ビジョン総合戦略」の計画策定をしている部局が
総合政策局のため、答弁は総合政策局長からとなっております。

しかしながら、計画の中身や考え方については、それぞれの
「目的」を達成させるために計画を立て、事業を行っている
所管局に質問を行い、答弁を求める方が具体的な答弁があった
かも知れません。

しかし、その場合、「千葉シナリオ」といわれる「2060年に
千葉市人口が84万7千人」を実現するために、どのように
目標達成に向けた進捗管理を行うのか?とか、それぞれの
所管局が実施している各種事業は、ちゃんと「千葉シナリオ」
の実現に向けて、施策の効果が検証できるようになっている
のか?というような視点で質問をした場合、やはり意味の
ある答弁を引出せないとも考えられます。