千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

昨日からの続きになります。

質問:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について

~一般質問3月15日~
(2回目質問  その3)


次に、左端番号「⑭」をご覧ください。

これは「子供が地域の大人たちに見守られながら育っている」という
政策評価32.3%という数字を平成31年に39%にするというKPIです。

私はこれも少し漠然としていると感じています。

というのは、やはり気になるのはこの「問い」の立て方
なのかも知れません。

「子供が地域の大人たちに見守られながら育っている」
このこと自体を決して否定するつもりはありません。
むしろ、いわんとしている意味は十分に理解できます。

これはどこをどうすればより確実に実現するのでしょうか?

例えば子どもたちの学校の登下校を見守るボランティアの
セーフティウォッチャーさんの数をもっと増やすことなのか、
それとも青少年育成委員会の活動をさらに強化することなのか、

はたまた、現在本市が進めている各地域における地域運営委員会の
早期の立ち上げなのか、それとも、実はPTA活動の活性化なのか・・・

つまり、どこをどのように努力すると、この「32.3%」という数字が
平成31年度に「39%」になるのか
、つまり、この指標が現在から
6.7%上がるのかが分かりにくいということと、逆に言えば、この
数字
が高くなることで、どう2060年の千葉市人口ビジョン84万7千人
という「千葉シナリオ」に近づくのか
を知りたいわけです。

しかし、今回は時間が無いので次に行きます。

それでは、左端番号「⑮」をご覧ください。
それではこの項目は質問を致します。

何かと言えば、これは私にも十分関係するものです。
つまり、「男性が1週間で育児に関わる時間」です。

これは過去の調査においては、1週間で約
21時間という
調査結果でしたが、実はそれが平成26年度には約18時間に
3時間減少しているという傾向になっています。

しかし、今回はこれを平成31年度には約24.5時間にするという
結構高く感じるKPIを設定しているわけです。

現状よりも1週間あたりの男性の育児参加時間を平均6時間
増やすということは、とても価値のあることではありますが、
同時に相当大変なことだと感じます。


つまり、今後千葉市が行う各種施策や事業を推進することに
よって現在の「18時間」が5年後に「24.5時間」になると考えている
根拠をお示しください。

また、それを実現させるための具体的アクションや、今後予定して
いる事業によって、どのように達成しようとしているのかを伺います。

よくよく冷静に考えてみると、一日あたりの育児時間が3.5時間
ということですよね・・・。

決して堂々と言えることではありませんが、今の僕自身の一日の
時間の使い方で考えると、僕自身がこの平均時間を達成するのは
本当に厳しいです。


続けて、左端番号「⑯」をご覧ください。

これは、「子供が地域などで意見を述べる場・発言する場がある」
というものです。

この場合は「場がある」という表現になっているので例えばですが、
物理的な「拠点となる場所」の数が現状6か所であるのを12カ所に
倍増させるという
KPIであれば、ある意味でとても理解がしやすいです。

しかしこの部分のKPIがまた曖昧な「%表示」になっているわけです。
具体的には現在の「12.8%」という数字を5年後に「22.5%」に
する
というKPIでは、何をどのようにすることで、その目標が具体的に実現
できるのか、
そしてそのPDCAを検証することで次のアクションにつなげて
行けるのか
がちょっと理解しにくいわけです。

(続く・・・)
【↑2回目質問 その③】

【山本の視点】
この「まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略」に関する
2回目の質問がまだ続いていますし、もう少し残っています。

さすがに、ひとつのブログ記事に書くにはさすがに話題や文字数が
多くなりすぎるため、ブログをお読みになられている方にもちゃんと
理解されにくいと考え、引き続き分割して書くように致します。

今回の一般質問では「一括質問/40分」という通告をしています。
この40分間の中で、4つのテーマについて質問を行っていますが、
「一括質問」では議員の側から当局側に「質問に立てる」のは3回
までと決められています。

ここで整理する意味で、今日のブログ記事がどのような段階に
あるかを書かせていただきます。

今回の40分の一般質問で行う質問テーマは下記の4テーマです。

①国家戦略特区について

②千葉市まちひとしごと人口ビジョン総合戦略について
③学校環境の整備改善について
④市役所業務の推進体制について

既に「①」の国家戦略特区については全てのやり取りをブログに
書き終えており、今は「②」の「まち・ひと・しごと・・・人口ビジョン」に
ついての2回目の質問について、分割して書いている段階です。

僕はこの「KPI設定」については非常に重要だと考えているため、
資料を見ながらたくさん気づいた点があったので、順次質問をする
予定でしたが、あまりにも持ち時間が少なくなってしまうので、
実際の質問の時には飛ばした部分もあります。

ただ、このブログに書くことであれば、順を追って、質問の際に
僕が準備した内容についてもお伝えが出来ると考え、記事を
書いています。

実際に2回目の質問を行ったのは「4問」なのですが、その質問は
これから後に出てきます。