千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

「甘利元大臣は50万円を内ポケットに入れたのか?」
「甘利大臣が辞任会見で説明した以外の献金はあったのか?」

民主党の岡田代表他、野党は総理の甘利大臣の任命責任を
追求する姿勢を見せている。

自民党の本音としては甘利氏が大臣職を辞めたことでこの
問題の幕引きをはかりたいのだろう。

新年度予算を審議する予算委員会は非常に大切な委員会だ。

テレビなども入ることが多くとても花形の委員会であるので、
特に野党の議員は政権側の弱点をつくなど、「鬼の首を取る」
ような質問が行われることが少なくない。

以前には、大切な国会審議の場で現職大臣が夏祭りなどで
有権者にうちわを配ったことが公職選挙法に抵触するかどうかで
質問の応酬があった。

その際には「あれはうちわではなく、少し厚い紙に穴をあけた、単なる
政策ビラだ」と説明していたことを思い出した。

甘利元大臣の献金疑惑も、以前のうちわの問題も、政権を担う側の
閣僚が違法なことをしていたのでは話にならない・・・という野党側の
言い分も理解出来なくはないが、限られた国会審議の時間の使い方
として「適切なのかどうか?」は判断が分かれるところだ。

日本の置かれた現状は多くの課題を解決する必要がある。

これはTPPだけでなく、またまだ力強さの感じない日本経済の再生や、
来年の消費税増税をどうするのかなど課題が山積みだ。

しかしながら、あと5か月後の7月の参議院選挙には、衆議院の解散を
含めた「ダブル選挙」の可能性もまったくのゼロでは無いと想定すると、
今度は選挙を控えた国会議員は、だんだんと政局モードになることも
予想される。

そうなると国会での審議は建設的な議論が交わされるというより、
揚げ足取りに近い審議になる可能性は否めない。

本来は「選挙」によって日本の未来が変わるはずだが、そんなやり
取りを延々と見せられた有権者は政治に不信感と失望感を覚え、
結果的に低投票率になる・・・。

そうなると、国民の政治的関心は高まらず、政権交代も起こらず、
結果的に自公政権が信任される可能性が高くなる。

それに対して野党は候補者を一本化する話は出ているものの、
民主党に解党を求めている維新の党との協議も難航している。

さらには政党としての考えが明らかに異なる政党一緒に統一候補を
立てることなど出来るのかが気になるし、その先はどうなるのかが
全く読めない。

僕が感じていることをそのままブログに書いた。

まずは日本の政治と政治家が有権者から信頼を得られるかどうか
非常に大切で、そのためには政治家が襟を正すことも大切であるし、
そもそも政治家一人一人が一体「何を目指しているのか?」という、
ぶれない信念や理念を掲げて、まっすぐ行動するということが非常に
大切だと感じている。