千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

~第4回定例会代表質問~【3回目:意見・要望】

千葉市動物公園のリスタート構想についてです。

動物公園の年間入園者数の目標については平成26年度の実績
よりも約22万人増の80万人という比較的高い目標を掲げたところに
当局の意気込みを感じます。

このリスタート構想は、動物公園全体を20年かけてリニューアルする
という非常に壮大なものです。

この構想の実現に向けて、一歩一歩着実に進めていくためにも、
動物公園の経営の根幹である入園料の増収、つまり動物公園に
来ていただく集客を増やすための一層の取り組みも要望いたします。

【山本直史の視点】
千葉市ではゴールデンウィーク前にオープンする予定の
「ライオン展示施設」のネーミングライツを現在募集しています。

詳しくは下記↓をご覧ください。
ライオン展示施設のネーミングライツ募集中  締切1月22日(金)

皆さんは「動物園」の目的にはどのようなものあるがご存じですか?
動物園には大きく分けて4つの目的があります。

一般的には「レジャー施設」であることは間違いありません。
しかしそれ以外にも「種の保存」という目的や「環境教育」の場、
さらには「調査研究」という目的もあります。

また、千葉市の場合には「動物園」ではなく「動物公園」
という、いわゆる公園という位置づけにもなっています。

だからこそ千葉市動物公園は民間のレジャー施設とは事なり、
単純に利益を上げることを直接の目的とはしていません。

しかし、だからと言って経営努力を怠り、慢性的な赤字経営によって
貴重な税金の垂れ流しがずっと続く状況は避けなければなりません。

そのためには中長期的な視点を持って、守るべきものは守り、
世の中の変化にもしっかり
対応してゆく必要があります。

いわば、園としての魅力に溢れ、つい足を運んでみたくなるような
コンテンツを創意工夫をしながら提供し続けることが大切です。

また、「リニューアル」はとても大切ですが、計画的にリニューアルを
実施するためには、相応の事業費も必要となります。

だからこそ、KPI(重要成果指標)として「入園者数」をしっかりと
意識しながら、未来に対して持続可能で多くの方々から高い
人気に支えられる動物公園を目指していただきたいと思います。