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新年あけましておめでとうございます。
2016年の元日を迎えました。

本年は私にとって市議会議員として10年目の節目の年となります。
また日本は戦後70年の節目を迎えました。

日本は戦後の焼け野原の時代から先人たちの努力で経済力で
世界第二位まで駆け上がりました。

私が学生時代の時は”国民総中流社会”という時代で、経済的格差が
少なく、私のまわりも何となく豊かな生活を享受し、少なくとも貧困という
言葉はあまり聞きませんでした。

ちなみに私が大学に入学した1989年に日経平均株価が38000円を超え、
日本はいわゆるバブル景気のまっただ中の時代でした。

しかし大学を卒業することになると、世の中には財テクや、その延長である
「不動産を買えば必ず上がる」という、バブル景気独特のイケイケドンドン
という雰囲気が崩れ始める空気漂い始め、大学3年から始めた就職活動も
先輩たちの「内定10社もらった」などという状況とは変わり始めていました。

私は1993年に大沢商会という商社に入社し、社会人となった初日から
実家の逗子を出て横浜市で一人暮らしを始めました。

それから23年。

今年の4月で社会人となって23年目を迎えますが、これまでサラリーマン
生活10年、衆議院議員秘書3年、そして市議会議員10年という人生を
歩んで来ました。

これまで、大変多くの方々にお世話になり、そしてたくさんの経験もさせて
いただきました。

しかしこの23年という時の流れは様々な分野で進化し続けて来た歴史では
ありますが、その一方で新たな社会的課題の顕在化や、かつての日本が
持っていた”強み”の優位性が失われたり、世界の中の日本という視点で
見ても、世界情勢も大きく変化して来ています。

そのような中、私は「千葉から日本を元気にする」ためにはどうすれば
良いのかを常に考え、政治という分野でも、日々の地域活性活動という
分野においても、「経済と政治の両輪をまわす」ということを意識しながら
活動して来ました。

しかしながら、社会を大きく変えるためには、私一人の力だけでは
到底実現することは難しいのも現実です。

私が感じている一番のハードルは市民一人一人の「意識」です。

一人一人の市民が今の日本の置かれた状況を正しく認識し、その上で
ある種の危機感をしっかりと共有しながら、未来を見据えて、それぞれの
立場から動き出す必要があると考えています。

現状の社会に不満がある場合に、「きっと誰かが何とかしてくれる」という
他力本願の心や、「私には関係ない」という無関心な人が増える社会は、
なかなか変わりません。

求められるのは「自分たちの街は自分たちの力でより良い街にする」という、
一人一人が自分の出来るところから、自分の住んでいる地域や、社会の
ために主体的にアクションを起こすことだと考えています。

それは、政治家も官僚も企業経営者も、学校の先生も農家であっても
それぞれ人々がそれぞれの立場から、未来へ向けてのアクションです。

これこそが「地方創生」になると考えています。

そして、私はこの地方創生への具体的なアクションを千葉から起こそうと
日々考えながら、同時に行動し続けています。

この「地方創生」とは一過性のものであってはあまり意味がありせん。
だからこそ、「地方創生」につながる動きや活動が「持続可能な状況」
(=ビジネスという仕組み)になって、初めて社会全体が動き出すと
考えています。

私は今年47歳になり、私の息子は12歳と4歳になります。

私は日本という素晴らしい国に生まれたことに心から感謝して、先人から
引き継がれた”バトン”をピカピカに磨いて息子たちの世代に渡すために
全力で活動して参ります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成28年元旦
千葉市議会議員 山本直史