千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

本日は「公民館の地域運営」についての2回目の
質問に対する当局からの答弁を中心に書きます。

【公民館に地域運営について】

【山本質問3】
公民館の地域運営に関し、地域住民が参画すること
の基本的な考え方についてお伺いいたします。

【教育次長答弁】
生涯学習ニーズの変化や地域コミュニティの希薄化
が進む中で、公民館には、学びを通じた地域づくりや
多世代交流の拠点施設としての機能に加えて、地域
人材のコーディネート機能や防災拠点としての機能が
求められています。

そのため、地域住民が地域の課題や今日的な課題を
解決するための講座やイベントの企画立案に自ら
参画し、その活動の成果を地域に活かしていくことを
念頭に検討を進めて行きます。


【質問4】
「地域」が参画するための条件についてはどのように
考えていますか?

【教育次長答弁】
公民館の運営の透明性・公平性を確保し、また地域の
総合交流拠点施設としての機能を最大限に発揮するため、
対象地域全体の合意形成が必要であると考えています。


【質問5】
「地域運営」における諸団体をとりまとめる団体の
必要性についてどのように考えていますか?

【教育次長答弁】
地域の合意形成や諸団体間の横断的な交流を図る
うえで、出来る限り多くの団体や住民の意見を
とりまとめる核となる団体が存在することは有効
であると考えています。


【質問6】
公民館の地域運営における市民局との連携については
どのように考えていますか?

【教育次長答弁】
公民館の地域運営で想定している構成団体は、市民局が
取り組んでいる「地域運営委員会」と重複・類似している
ことから、市民局と十分に協議・調整します。

【山本解説】
「公民館」とは社会教育法に定められた社会教育施設で、
地域において生涯学習などの社会教育を行うための施設
という位置づけです。

しかしながら現状の利用状況は同好会やサークル活動を
行うための場所貸し施設としての活用のされ方も少なく
ありません。

そのため、どうすれば地域における身近な生涯学習の
拠点として、つまり本来の意味での社会教育施設として
多くの方に活用されるかが課題です。

人口減少と少子高齢化が進み、財政状況が厳しい状況下
では、新たな機能を持つ施設を新たに借金をしてどんどん
建設することは現実的には難しいです。

だからこそ既存の47館の公民館が地域や身近な社会

取り巻く課題を地域の人々が社会教育という視点から
「学び」を通じて、
主体的に行動する人が増え、それらの
人と人とがつながり、
その結果として支え合いによる
「共助の仕組み」が誕生するキッカケが生まれる
拠点と
しての「機能」が付加されることを目指しての質問です。