千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

僕はとにかく日本経済を活性化させ元気にさせたい。
そして大切にしたいのは日本人の持つ勤勉性や道徳観が
底流にある「社会の抱える課題を事業によって解決する」という
ソーシャルビジネスなどの実態の伴うビジネスをメインに
考えている。

つまりは「正直ものがバカを見ない」社会を実現させたい。

そのような中、本日のヤフーニュースに目に留まる記事が
出ていた。


バブル当時、その異常さを指摘していた野口悠紀雄
・早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問は「今の株高は
『円安バブル』」だと断じ、「日本人はなぜ、バブルから
学べないのか」というグサリと来る問いかけだ。

民主党野田政権から自民党安倍政権になり、日本銀行総裁も
黒田総裁が就任すると、いわゆるアベノミクスと呼ばれるあらゆる
経済活性化策が行われて来た。

金融の異次元緩和により日本経済は円安・株高が続き、
確実に株式の時価総額も増えているの事実だが、果たして
日本経済はこの株高にふさわしいほど強くなったのだろうか。

【以下ヤフーニュースからの引用】

1980年代後半から株価と地価が急騰した「バブル景気」

(86年12月~91年2月)には日本中が熱狂したが、
バブルは90年代初頭に崩壊し、その後の日本に深い
傷痕を残した。

ちょうど25年前の90年3月27日。
大蔵省(現財務省)は地価高騰を抑えるため、銀行などに
「不動産融資の総量規制」を通達。

振り返れば、この通達が「地価は上昇し続ける」という
市場の期待を壊し、地価バブル崩壊のきっかけとなった。

バブルは膨らむ時よりも、崩壊する時の方が急激だった。
89年末に3万8915円の史上最高値をつけた日経平均株価は、
翌90年の年初から一気に下落。

しばらくして地価も下落に転じた。

国民も当初は「バブル退治」を歓迎したが、
バブルがはじけた影響の大きさは想定を超えていた。

土地を担保に事業会社に貸し付けていた金融機関は
大量の不良債権を抱え込み、97年から98年にかけては
北海道拓殖銀行、山一証券、日本長期信用銀行などが
次々と経営破綻した。

野口さんは「虚業で多額のお金を稼げる一方で、
真面目に働いても自分の住む家も買えない。
本当におかしいことなのに、みんなそれに熱狂している。
(なぜ、だれも異常さに気がつかなかったのかは)
いまだにわからない」と振り返る。

日本企業はグーグルやアップルのような世界の
手本になる革新的な技術開発や経営モデルを
生み出していない。

国民に80年代バブル期のような高揚感もない。
それでも日経平均株価は2万円をうかがい、東証1部の
時価総額はバブル絶頂期に近づいている。

野口さんは「日本企業の利益はリーマン・ショック前
の水準には届いていない。日銀が国債市場に無理を
強いることで過激な円安が起こり、それが今の日本企業の
収益を支えている」と注意を促す。

「日本の企業が今は世界に冠たるものと誰も思って
いないのに、株価は上がっている。だから、(80年代
後半からのバブル以上に)もっと変な状態だと思います」

【尾村洋介/デジタル報道センター】
【以上引用】

この記事の中で僕が響いた部分は「虚業で多額のお金を
稼げる一方で、真面目に
働いても自分の住む家も買えない。」
というところだ。

まさにおっしゃる通り。


今の日本経済は話題のピケティ教授の言うところの

「富」という資産を持っているところに更なる「富」が
集まる構図になってはいないか?

僕はとにかく日本経済を活性化させたいと考えている。

しかしそれは単なる経済指標よりも、実感できる感覚、
実体経済をとにかく活性化させたいのだ。

そして日本経済を活性化させるのと同時に、
大切にしたいのは日本人の勤勉性や道徳観といった
「正直ものがバカを見ない」社会を実現させたい。

一人の市議会議員が日本経済をどうこう出来るはずも
無いが、僕が目指している価値観や方向性をブログを
通じてお示ししたかった。

少なくとも、僕が住んでいる千葉・稲毛から理想的な
地域活性化モデルを実現させたいと考えている。