千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

本日は学生インターンの二人と一緒に千葉市における「生活保護」の実情に関するレクチャーとヒアリングを行った。

僕はこれまで生活保護の不正受給に対する取り組みや、「働けるのに働かない受給者」に対する自立支援の取り組みも度々議会質問などを通じて行ってきた。

ヒアリングを行うにあたりインターンの二人には事前に僕が過去に行った議会質問と当局からの答弁を読むように指示していたため、今日のヒアリングでは鎌田くんも高石くんともに質問が的確で、理解度がとても早い印象を受けた。

「一般的なケースワーカーの1日」についての質問は、僕も聞いたことが無かったし、インターン側から「漏給(ろうきゅう)について」の質問が出たときは驚いた。

僕が大学1年の時は市議会議員のインターンとして市役所職員から生活保護についてヒアリングをするなどとは到底考えられない。

ちなみに、生活保護の漏給とは受給資格のある人が受給できていないことで、生活保護の濫給も問題だが、実情の把握しにくい、漏給の方がもっと大きな問題なのだ。

例えば、本来なら受給資格のある困窮者が生活保護制度を知らずに餓死や孤立死をするようなケースがある場合などは、結果的に漏給からの問題とも言える。

千葉市の生活保護費は年間で300億円を越え生活保護受給の数も平成26年12月1日現在19,911人となっており、千葉市の人口966,624人に対する比率は2.1%となっている。

千葉市も高齢化が加速するので、これからますます生活保護費は増大することが予測されているが、少なくとも若い世代で働けるのに働かない人を自立支援させることの大切なのだ。

今日はインターン生のお陰で僕も新しい気付きを得られた。


保護課の皆さま、本日はありがとうございました。