千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

今回の衆院選はどのような結果になるのだろう・・・。

日本テレビと読売新聞が共同で全国295全ての小選挙区で
約8万1千人から回答を得る情勢調査を行った。

そして今朝の読売新聞朝刊の見出しは「自公300越す勢い」
と報道されている。

「えっ?」
「やっぱり・・・」

いろいろな感想が出てきそうだが、序盤選の調査では
このような結果が出たのは事実だ。

現時点において国論を二分するような明確な争点の
無い選挙だけに、無党派層が動かない低投票率の選挙で
であることを想定すると、やはり消去法で組織票を持つ
自民党や公明党にの優位性が高まると考えていた。

しかし、序盤戦で読売新聞が「300越す勢い」と報道した
ことで、今後の動向が非常に気になる部分ではある。

序盤からリードを保ったまま政権与党の自民党、公明党の
圧勝という結果になるのか、それともここから野党が
猛烈に追い上げる選挙戦になるのか。

今回の報道で自民党と公明党が慢心し油断をすれば
別だが、ここからさらに一票一票を積み上げる
徹底的な引き締め策を取ると考えれば、民主党を含む
野党は総じて戦略を変える必要があるだろう。

野党は今までと同じ「アベノミクス批判」をただ繰り返し
ていても流れを変えることは非常に難しいのではないか。

自民党が「景気回復、この道しかない」というメッセージを
出しているので、仮に「景気回復」を批判する場合には
セットとしての明確な「代替案」が必要なのだが、それが
批判するに足る内容であって、同時にその「代替案」が
有権者に伝わらない限りこの流れを変えるのは厳しいだろう。

「日本は15年続いたデフレから脱却しつつある」と
主張する自民党に対する明確な代替案を示せるか・・・。

かつて小泉総理が郵政解散をした際には「郵政」を
民営化するか、否かを国民に問いたいという「争点」
に対して、当時の民主党を含む野党は「国政選挙の争点は
郵政だけではない」と主張したものの、結局は自民党が
大勝という結果になった。

今回の総選挙の情勢がこれからどのように変化するのかを
引き続き注視して行きたい。