千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

今、なぜアゼルバイジャンなのか・・・
について引き続き書きたい。

※これは、今回のアゼルバイジャンで初めての日本製品
展示会を主催した友人の石田和靖氏の著書からの抜粋となる。

(アゼルバイジャンは)中央アジア世界初の
・カーボン・ニュートラル・マスタープラン「ジーラ・アイランド」、
・コーカサス地域の金融センターとなる「バクー・ホワイト・シティ」、
・外国企業は7年間無税となる「スムガイド・インダストリアル・パーク」、
・ショッピングモール・住居・オフィス・港の複合施設「ポートバクー」、
・完成すると全長30kmともなる世界最大の海浜公園
 「バクー・シーサイド・ブルーバード」など・・・、

いずれも100年後のアゼルバイジャンを睨んだ
サスティナブル(持続可能性のある)な、人と地球に優しい
最新の街づくりでプロジェクトは遂行される。

すべてのデッドラインは2020年だ。
迫り来る2020年の未来へ向けて、この国は世界で
もっとも速いスピード感で、ユーラシアのハブを目指す。



→「・・・。」
ここまで来ると言葉が出てこない。
理想と現実とのギャップや、プロジェクトを進める上で、
様々な課題もあるだろうが、日本で東京オリンピックが開催される
6年後の同じ、2020年を一つのゴールとしてアゼルバイジャンが
国を挙げて動き出しているのだそうだ。

果たして僕の想像力が低いのか・・・。
疑うわけではないが「本当にこのまま予定通り実現するのだろうか?」と
妙に冷静になってしまう自分がいるのも事実だ。

これまで「ハブ&スポーク」のハブとなる国は、
資源がそれほど取れず人口も少なく面積も小さな国が、
その生き残りを模索し新しい経済モデルを構築するため、
港湾や空港を大改造して世界のハブとなってきた。

それは、シンガポール、香港、ドバイ、最近ではスリランカなど。
いわゆる小さな国の生き残り戦略であった。

しかし今、世界有数のアゼルバイジャンが、「ハブ&スポーク」の
ハブになろうとしている。

しかも、通信・エネルギー分野を中心に、国際社会も巻き込んでの
トランス・ユーラシア大動脈が、これから構築されようとしている。

今後、さらなる豊かさを求めていく人たちに向けて、
日本の製品・サービスは非常にポテンシャルが高い。

日本企業がまったく出ていない、急成長の親日国。
この国で日本製品の見本市・展示会をアゼルバイジャン政府の
多大なる支援のもとで開催されることになった。

日本企業がまったく出ていないブルーオーシャン。
この国でチャレンジしてみたい方は、ぜひ記念すべき第一回目の見本市
「Cool JAZ 2014-Japan Azerbaijan Festa'2014-」に出展いただきたい。

先駆者としてこの国のど真ん中とつながる絶好の機会である。

→これが、今回僕がアゼルバイジャンを視察した理由だ。
「今、なぜアゼルバイジャンなのか・・・」その答えは自分の目で見て、
肌で感じてみなければわからないと考えた。

アゼルバイジャンは急成長する親日国で、日本製品を求めている国、
マーケットがそこにあるのであれば、「日本の景気が・・・」とか
「消費税増税が・・・」とか悩んでいる時間よりも競争相手のいない
今こそブルーオーシャンマーケットに一歩踏み出す中小企業が
増えれば必ず経済活性化につながると考えた。

優れた製品やサービスを持つ日本の中小企業が、
大手商社や大企業が進出する前に、独自に新しい販路開拓と
マーケットを作ることを支援できれば必ず日本の経済は地方の
中小企業から活性化するはずだ。

アゼルバイジャンでは和食が非常に注目されているが、
まだまだサービス提供や供給体制が整っていない中、
新潟県の燕三条市の鰹節削り器を製造している会社は
いち早く自社製品を販売したことでアゼルバイジャンの
市場占有率は100%であるという。

これから2020年に向けて確実に成長する親日国に対して
日本のどの製品、どのサービスを、どのように展開することが
最適なのかは誰もわからないからトライ&エラーを繰り返しながら
前に進むことが答えであると考えている。

本来、千葉市議会議員という僕の立場では千葉県千葉市の
中小企業が製造する製品やサービス、千葉市の農家が作る
農産物を例えばアゼルバイジャンを含む成長する海外マーケットに
展開するための支援策を行政に提案するなどして環境整備などの
側面サポートを行うのが役割なのかも知れない。

しかし、少なくともアゼルバイジャンの成長と進化のスピードを
考えると従来の手法のままでは本来は極めてポテンシャルの
高い中小企業が〝果実”を得られないリスクもあると考えている。

求められているのはスピードと決断であると考えると、
この〝機会損失”こそ最大のリスクだ。

千葉市の中小企業や、農家の方、そしてこのブログをご覧になり
「アゼルバイジャン」という国に興味を持たれた方は是非とも
ご連絡をいただきたい。

特に日本の未来のために、日本の中小企業の持つ底力を
発揮するために僕は本気で支援したい。


カスピ海を臨む




ホテルからフレームタワーズ方面


いたるところで建設ラッシュ


日本製品展示会は大盛況


旧市街地の石畳の街並みは美しい