千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

安倍政権に大きな打撃となるだろう。

9月に発足した第二次安倍内閣に鳴り物入りで
入閣した小渕優子経済産業大臣と松島みどり
法務大臣の二人の女性閣僚がわずか一ヶ月半で
揃って辞任した。

これは安倍政権にとってこれは大きな打撃と
なるだろう。

後任となる人事も間髪を入れずに選任し
経済産業大臣には宮沢洋一氏、法務大臣には
上川陽子氏を起用した。


この問題の本質は「政治とカネ」と「政治と選挙」
の問題だけに有権者から政治全体に対する信頼を
損ねることにつながるため根は深い。

国会議員は唯一法律を制定することのできる
立法府の人間だ。

つまり法律を作る側の人間が、自ら法律を
破るとは、とんでもないことだ。

そんな人間が閣僚を続けられることもなく、
今回早期に辞職願いを出すという早めの
幕引きで政権への打撃を最小限にしたいという
思惑も見える。

女性が輝く社会の実現を目指して登用した
女性閣僚のうち二人が同時に辞職とは、逆の
意味で輝くというか目立っている状況は
結果的に「女性の活躍する社会」の実現の
足を引っ張っているとも言える。

小渕優子前経済産業大臣には公職選挙法
または政治資金規正法違反の疑いがあり、
松島前法務大臣には公職選挙法違反の疑い
がある。

厳しい言い方をすれば現職の大臣がこれほど
早期に辞職願を出したということは
「自らが法律違反を認めた」ことになる。

それにしても松島前法務大臣による
「うちわのようなもの」発言や野党の追及を
「雑音」と発言したのは誠実さや謙虚さが
微塵も感じられなかった。

もう一つは小渕経産大臣による公職選挙法違反
または政治資金規正法違反の問題は大臣の職を
辞めても依然として残っている。

政治家として最後まで説明責任を果たすのは
使命であろう。

仮に今回の件が公職選挙法違反となった場合には
小渕優子氏が故人の小渕恵三総理の地盤を引き継いでの
出馬という流れをこ考えると、元総理の時代から
公職選挙法違反の状態であったとも考えられる。

つまらぬ事で政治が空転するのは決して望ましい
ことで無いので、是非とも政治を前に進めて欲しい
ところであるが、
同時に政治への信頼回復のために
真相解明も
望みたい。