千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

生活保護の三重受給というありえない
不正受給のニュースが明らかになった。

~以下時事通信の記事から~

静岡県警静岡中央署は1日、別の自治体から
生活保護費を受け取っていたにもかかわらず、
川崎市からも受給していたとして、詐欺容疑で、
住所不定、無職春日野美保容疑者を再逮捕した。

同容疑者は調べに対し、黙秘しているという。
同容疑者は当時、既に2自治体から不正に
受給しており、県警によると三重受給は珍しい。

逮捕容疑は2013年3~5月、東京都三鷹市と相模原市から
生活保護費を受給しているにもかかわらず、
生活困窮者を装って川崎市に生活保護を申請し、
5回にわたり現金計約64万円をだまし取った疑い。

同署などによると、春日野容疑者は
09年5月~14年1月、三鷹市から生活保護費を受給。
その上で、12年12月~13年9月に相模原市から約176万円、
13年10月~14年1月に神奈川県藤沢市から約85万円を
だまし取ったとして逮捕されていた。

同署は他の自治体からも生活保護費を受給
していた可能性があるとみて、調べている。

~以上引用~

それにしても一体なぜこんな事が出来たのか。

そもそも生活保護を受給するためには住所が
必要なため、この容疑者は3箇所の地方自治体から
生活保護を受給するために、それこそ3箇所から
もらう生活保護の住宅扶助を活用して3箇所の
住居を維持していた可能性もある。

生活保護受給者の情報を持っている自治体
同士がオンラインで結ばれておらず情報の
共有化が出来ていないからなのか。

そもそも生活保護受給者が複数の自治体から
生活保護を受給しているということを想定して
いない制度だからなのか。

はたまた容疑者が行政側の生活保護受給手続き
プロセスを熟知していてその盲点をついたから
なのか。

各自治体のケースワーカーによるチェックを
巧妙にくぐり抜けたからなのか。

現段階では詳しい理由はわからない。
そして今回引用したニュースの最後の部分、

「他の自治体からも生活保護を受給していた
可能性がある」という点か本当に気になる。

もしこれが事実だとしたら一体いくつの
自治体がこの容疑者に騙されているのか。
千葉市は騙されていないのか。

また今回のような「生活保護受給詐欺事件」が
逮捕された容疑者だけが行っていた犯行なのかも
気になるところだ。

生活保護の原資は納税者から納められた税金だ。

汗水流して働くことで税金を納めている人が
いる一方で、三重の詐欺で不正受給をしている
不届き者がいる。

このような容疑者には徹底して取り調べを行い
刑事告訴を行い不正受給と認定した部分は100%
返還させなければならない。

「正直者がバカを見る社会」にしてはダメだ。