山本直史です。

20時30分鹿児島空港発成田空港行きの
飛行機に乗るために今は鹿児島空港にいます。

このジェットスターはLCC(ローコストキャリア)と
呼ばれる、機内サービスなどを無くす代わりに
低コストで運営されている会社です。

今回の行程ではたまたまキャンペーンなどもあり
成田→鹿児島→成田の往復で、な、なんと1万円でした。

往復で1万円とは信じられない価格ですが、
実際にそれしか払っていませんので事実です。

しかし、20時30分鹿児島発の帰りの便は
鹿児島空港に到着する便が15分遅れるとの情報が
入ったので、出発はさらに遅くなる予定です。

個人的な意見ですがまぁ、この値段であれば
多少遅れても仕方無いなぁ・・・という感じです。

(ここからは機内で書いています・・・)
結果的に飛行機は15分遅れで成田へ出発しました。

昨日訪問した「やねだん」は人口わずか300人の
小さな集落ではあるものの行政に頼らない「むら」を
目指し、住民それぞれが自分のできる事を一肌脱ぐ事で
集落のために貢献しながら生きがいを創出している
コミュニティでした。

ひとつ気づいたのは「幸せ」の概念です。
自分が「幸せ」か「幸せでない」のかは自分自身の
心が決めます。

そして、そのことを考えることが出来るのは、
今まさに生きているからです。

「幸せ」は決して当たり前にあるのではなく、
自分が生かされている・・・ということに気づくと
感謝の心と共に自然と幸せを感じることが出来る
のではないか・・・そんなことを感じました。

生きがい、やりがい、出番、貢献するヨロコビ、
感動・・・そんなことを感じました。

一人一人の意識が変わるとことで、やがてそこに
住んでいる人自身が心から「住んでいて良かった」と
感じるようなコミュニティになるのだと思います。

「やねだん」がすべてとは言いませんが、
「やねだん」から学ぶべきことはたくさんありました。

この「やねだん」は鹿児島県鹿野市にありますが
この鹿屋市には映画「永遠の0」の舞台となった
第二次世界大戦末期に本土を防衛するために
特攻隊が出撃した鹿野飛行場があります。

今日はその海上自衛隊鹿屋航空基地史料館に行き、
続いて知覧へ向かい知覧特攻平和会館にも行きました。

知覧は3回目でしたが鹿屋の史料館は初めてでした。
当時、特攻隊の彼らが出撃前夜に両親などにあてた
直筆で書かれた手紙(遺書)は胸にズドンと来ます。

思わず熱いものがこみ上げ、目には涙が溢れて
文字がかすんでしまうのでなかなか読めません。

僕は決して戦争を美化するつもりはありませんが、
「残された人で良い日本を創ってください」と
68年前の夏に二十歳前後の若者が自分の命と引き換えに
愛する人を守るために飛び立っていったことに
想いを馳せると今を生きる我々の使命は一体何なのか
ということを考えるキッカケにもなります。

そしてそして・・・
先ほど鹿児島空港を15分程度の遅れで
搭乗を開始した飛行機も結果的には
成田空港には定刻で到着しました。

これから家に帰ります。




こちらが「鹿屋航空基地史料館」(海上自衛隊)


こちらは「知覧特攻平和会館」