千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

あの日からちょうど3年が経過した。
あの日とは東北を中心に甚大な被害を及ぼした
東日本大震災だ。

本日は午前中に出席した千葉市立緑ヶ丘中学校の
卒業式の冒頭と、午後から開会した千葉市議会の
冒頭にそれぞれ1分間の黙祷を行った。

「黙祷」の声に合わせて出席者全員が起立し、
頭を下げ、目を閉じる。

それまでのザワザワしていた空間から急に
シーンとした空気に包まれる。

黙祷中は連日連夜テレビから流されていた震災時の
映像と、目を疑うような怒濤の津波被害の生々しい
映像が頭をよぎる・・・。

千葉市も美浜区を中心に液状化被害を受けた
被災地ではあるが、特に多くの犠牲者の出た東北地方
現在も福島第一原発事故によって故郷を離れ仮設住宅で
暮らしている被災者のことを思うと心が痛む。

東日本大震災の避難長期化による疲労や
体調悪化による「震災関連死」は10都県累計で
3048人と報道されている。

今こそ、政治がイニシアチブを発揮して力強く復興を
進めることで希望溢れる未来へとつなげたい。
政治はちゃんと機能しているのであろうか。

どこか杓子定規で復興予算の使い勝手の悪さが
クローズアップされるケースや、被災者や被災地の立場や
視点から見てニーズに合わない事業の存在、
そして復興の名はついているものの直接復興に結びついて
いるかが疑問視される事業なども散見される。

連日永田町で行われている国会の議論と被災地との
距離にギャップを感じることも多い。

今の我々にできることが何なのだろう・・・
東日本大震災を決して風化させることなく、
被災地の復興が着実に進むための支援、
次なる大地震に備えた防災・減災に向けた
取り組みの加速も進める必要がある。

個人的には、地域において向こう三軒両隣とも言える
“共助の仕組み”とも言える、持続可能な支え合いの
仕組みの構築と、福島第一原発事故を教訓にした
再生可能エネルギーの普及促進のためにあらゆる観点から
最適な解を導き出して行きたい。