千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

昨日の日刊ゲンダイが目に留まった。

見出しには「もはや日本は亜熱帯 東南アジア化で感染症が蔓延か」と書いてある。

確かに最近は気温が高く、ムシムシと湿度の高い日々が続いている。

就寝時には出来るだけエアコンをつけずに寝たいものだが、窓を開けてもなかなか涼しい風が入ってこない。
寝ていてもすぐに汗がにじむ。

気温の高さもそうだが、湿度の高さもこたえる。

僕が大学生の頃まで住んでいた逗子の実家は、ここまで暑い日々が続いた記憶はないし、雨に関しても突然の夕立はあっても、排水が追い付かず街が水浸しになるほど短時間に大量の雨が降る、いわゆるゲリラ豪雨は記憶に無い。

やはり地球温暖化の影響で気候も少しずつ変動し、昔の日本とは異なる気候に変わって来ている気もしている。

ウェザーニューズ社によれば、昨年の7月~8月関東甲信越地方に発生したゲリラ豪雨は78回だったのが、今年はこのままだと250回に達する見込みだという。

ゲリラ豪雨が去年と比べて3倍以上発生しているという状況は何かがおかしい。

日本の年間平均気温も、この100年間で1.15℃も上がっているという。

部屋は涼しくなっても外部に熱を放出するエアコンの普及などで都心部は特にヒートアイランド現象となっている。

確かにスコールにも似たどしゃ降りと、高い気温と湿度は東南アジアの気候に似ていると言えなくも無い。

ちなみに現在の日本は温帯にあり、北海道は亜寒帯、沖縄は亜熱帯とされている。

しかしこのまま気候変動が続けば日本が亜熱帯地方に入るという仮説もゼロでは無いのか・・・。

日本という国は、日本人としてのアイデンティティ、国民性がベースにあり、日本人の生活スタイル、文化などは、間違いなく日本特有の四季や、自然環境に育まれて来た。

夕刊紙の見出しにある「もはや日本は亜熱帯」は日本人として、ハッとさせられたのでブログのテーマとした。

敗戦後、日本人の誰もがより良い明日を信じ、みんなが頑張って経済発展を遂げ、目指していた「便利な世の中」が実現した。

しかし、その社会と引き換えに2度と戻らないかけがえの無いモノを失っているとすれば、これからは持続可能な社会を目指すことこそが尊いことなのだという「価値観」やライフスタイルも変える時が来ているのかも知れない。