山本直史です。

夏休みに入ってたとある日に、久しぶりに長男佳之介と二人で映画を観ました。

この夏に封切りされた日本のアニメ界の巨匠
宮崎駿監督の「風立ちぬ」という映画です。

宮崎駿監督といえば「天空の城ラピュタ」や
「風の谷のナウシカ」などが有名ですが
この映画は「崖の上のポニョ」以来5年ぶりに
発表する待望の新作なのです。

そして、この作品はいままでの作品とは
少し異なるイメージを持ちました。

いわゆる空想の世界の話と、1920年代に
日本に実在した人物像をその時代背景を含めて、
今の時代に伝えたい“大切なこと”を宮崎監督が
描ききったようにも思えます。

そのモデルとなった人物は零戦の設計士
堀越二郎という方です。

空に憧れを持ち、国産の飛行機開発に情熱を
燃やした日本を代表する航空技術者です。

彼の内面に持つ国産飛行機設計にかける情熱と、
ご縁により運命的に出会う菜穂子さんとの
純粋な恋が描かれています。

隣の佳之介が泣いていないところで、僕は静かに
涙を浮かべる場面が何度かありました。

僕はこの映画から感じたことを思い出すと

優しさ
純粋さ
礼儀正しさ
ひたむきさ
しなやかな強さ
健気さ

という感情が残っています。
そして、映像は特に細部における描写力は
さすが宮崎駿監督というものでした。

「一度きりの人生をどう生きるのか」は
まさに自分次第ですが、時代が変わっても
変わらない大切なことがあることを感じます。

それは「描いた夢しか実現しない」という
ことです。