千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

昨日投開票の行われた参議院選挙の
結果が出た。

事前の予想通り自民党の圧勝となった。

自民党  流れが加速し圧勝
民主党  厳しい審判を受け惨敗
公明党  堅調で着実な存在感
みんな  今一歩伸び悩み
共産党  躍進までは行かないが伸び
維新の会 以前の勢いが弱まり伸び悩み

民主党は1人区は全敗。
わずか8ヶ月前まで政権与党であったとは
思えない議席数の激減だ。

改選前は東京都は定数5に対して2議席、
千葉県も定数3に対し2議席あったが、
結果的に今回の選挙によって東京都では
民主党の議席が無くなり千葉県はで1議席を
死守するカタチとなった。

そして千葉県選挙区(定数3)の結果は事前の
予想通り自民2議席、民主党1議席となった。

石井準一氏 自民党・現職 680,706票【当選】
豊田俊郎氏 自民党・新人 418,806票【当選】
長浜博行氏 民主党・現職 388,529票【当選】

寺田昌弘氏 みんな・新人 285,007票
寺尾   賢氏 共産党・新人 232,477票
花崎広毅氏 維新 ・新人 186,259票
太田和美氏 生活 ・新人 148,240票
渡辺裕一氏 諸派 ・新人    39,147票
松島弘典氏 諸派 ・新人      9,227票

千葉選挙区において当初第三局と言われた
日本維新の会とみんなの党は「選挙協力」を
する方向で進んでいた。

仮にそれが実現していれば、単純計算になるが

みんな28.5万票+維新18.6万票で47.1万票となり
十分当選圏内に入っていたことを考えると
千葉県の民主党は何とか議席を「死守」したと言える。

今までの通説として地方においては組織力のある
自民党が強く、無党派層の多い都心部では
民主党が強いという選挙の構図があったが
昨年の総選挙からその構図が変わりつつある。

今回の選挙の結果を受けて、安倍総理は

アベノミクスを含めて自民党の公約実現のために
スピードアップをはかるだろう。

「ねじれ」が解消することの効果は政治を前に
進め、スピードアップをはかることだからだ。

しかもこれから3年間は事実上国政選挙は無い。
(仮に衆議院を解散すれば総選挙となる)

ということは安倍総理の考える改革を集中的に
進めることの出来る重要な3年間となる。

従って当面の間は現政権の自民党政権を倒し、
「政権交代」を実現できる野党は出てこないだろう。

やはり政権与党が強ければ強いほど、
その政権を厳しくチェックする確かな野党の
存在は必要不可欠だ。

議席を減らしたり伸び悩んだ野党は、
なぜ有権者から支持が思うように得られなかったのか、
その本質的な理由をしっかりと受け止め、未来のために
さらなる成長する3年間にすることが未来へとつながる。