千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

僕は生活保護の不正受給に対しては厳しい姿勢で
臨むべきだと考えている。

真面目に働いた人の税金で賄われる生活保護が
受給する資格の無い人にまで受給しているとしたら
生活保護制度も揺らぐ。

一方で本当は健康で十分に働けるのに失業していること
から収入が無く生活が困窮している「その他の世帯」と
呼ばれる層の生活保護受給者が急増している。

何度も面接に行ってもなかなか採用が決まらず
やがて自宅に引きこもってしまうい生活保護費で
生活する40代~50代の受給者も多いと聞く。

また、中には昼間から酒を飲んだり、
パチンコに行く人もいるのは事実だ。

真面目に働いていて税金を納めている人がいる一方で、
生活保護を受給しながら、その保護費を元手にパチンコに
行くのは「おい!それはないだろ!」と考えていた。

そんな時、兵庫県の小野市において
「小野市福祉給付制度適正化条例」という条例案を
市議会に提出したらしい。

この条例案は、生活保護費や児童扶養手当を
受給している人が、給付されたお金をパチンコや
競輪・競馬といったギャンブルに使うことで
その後の生活の維持や安定向上を図ることができなくなる
ような事態を招いてはいけないという趣旨の条例だ。

当たり前と言えば当たり前の条例案だ。

僕は、常日頃から“義務を果たす”から
“権利を主張できる”と考えている。

それだけに、本当に困っている人には
生活の安定や自立を支援するための手を差し伸べる
必要があると考えるが、そのためには給付を受けている人は
その給付されているお金の原資が税金から賄われている
ということをしっかりと認識する必要があると考えている。

そして・・・
認識するだけでなく、自らの能力に応じて
勤労するという努力は惜しんではならないと考えている。

さすがに高齢者や病気や障害のある方に
“働け!”とは言えないが、健康で十分に働く能力のある
「その他の世帯」と呼ばれる生活保護受給者には
より一層の就労支援をすべきだと考えている。

兵庫県小野市の条例案を研究してみたい。