千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

昨日から今日まで千葉市議会議会運営委員会として
行政視察を行った。

今回お伺いしたのは宝塚市と神戸市であるが、
両市とも既に「議会基本条例」を制定している。

この「議会基本条例」とは端的に言えば
「議会の運営ルール」を定める条例のことだ。

地方自治体は「市長」と「議会」の二元代表制で
運営されており、市長側は執行機関であるが、
事業を進めるために予算を執行するには
議会で過半数以上の議員による賛成を得て
「議決」されなければ予算を執行することが出来ない。

今回の視察では両市において議会基本条例の
制定までの経緯や、制定後の課題などについて伺った。

特に宝塚市議会はかなり先進的な市議会であるというのが
僕の率直な感想だ。

どのあたりが先進的かといえば・・・

①賛否の公表
議案について賛成か否決か、賛否が分かれた議案について
議場で議席番号を読み上げて確認し、その内容をホームページや
市議会広報で公表している。

②議会報告会
年4回開催される定例会ごとに26名の市議会議員が3グループに分かれ
定例会における議案の審議概要や結果を報告し、市民からの質問に
答える形での「議会報告会」を開催している。

③反問権
市長などがが本会議や委員会において「論点」を明らかにするために
議員に対して質疑や質問をすることの出来る「反問権」を付与している。

④自由討議
常任委員会の委員長の裁量で、あらかじめ論点整理を行った上で
議員同士の「自由討議」を取り入れている。

そして現在千葉市議会においても着実に議会改革を進めている。

「外で学んで内に生かす」という精神を持って、
他市の優れた先進事例を学びながら、
千葉市議会における議会改革も加速させて行きたい。



経緯の書かれた資料の裏に着実な改革が見える・・・




神戸市議会の会議室はとても綺麗で




窓の外に目を向けると素晴らしい眺望でした