千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

いよいよ採決の日を迎えた。

既に民主・自民・公明の3党が合意している
消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革関連法案が
本日の午後の国会で記名投票方式で採決される。

野田総理が政治生命を賭けるとして臨んだ同法案は
野党自民党、公明党ととも修正案として提出され、
法案自体は賛成多数で可決される見通しだ。

既にマスコミの注目は法案の可否ではなく、
採決で民主党内から何人の造反議員が出るか、
採決された後、政治がどう展開して行くかへ移っている。

良くも悪くも政治がこのように展開してきたのは
政権与党の民主党によるところが大きいが、
民主党内の内紛を見ていると情けないというか、
悲しい気分となるのは確かだ。

これは小沢グループに言えることだが、
3党合意した法案を与党の議員が反対する場合、
それは議員の信念に従って反対票を投じるわけだから
採決後に離党をするのが筋であろう。

これだけ大事な法案であればしっかりと
党議拘束をかけるべきだと考えている。

民主党の国会議員はこの法案に賛成か反対かではなく、
今のこの状況を自らが招いていることに対して、
有権者にどのように説明するのかを聞いてみたい。

民主党という政党は公党として信頼に値する政党なのか?
今の日本は、歴史的な政権交代から何がどれほど変わったのか?
2009年マニフェストに対する「結果責任」をどのように考えているのか?

採決の後、小沢氏は会見を開くと言われているが
そこでは自らの正当性を述べるのだろうと思うが、
小沢氏を中心とする議員が民主党を離党をしても

「小沢さんなら日本の政治を変えてくれるはず」とか
「是非とも新党を作って欲しい」という

ワクワクする期待感が無い以上、
有権者から共感は得られるとは思えない。

一方で小沢グループの議員が離党した民主党にとっても
政権運営はかなり厳しくなるだろう。

政権交代から3年。
何がどう変わり、これからどうなるのか。

国会議員は高い志を掲げ、率先垂範して
日本の将来に夢と希望のあふれる国を目指し
誰もが安心して暮らせる社会を実現するために
政治を前に進めて欲しい。